「 月別アーカイブ:2014年10月 」 一覧

株式時価総額は会社の価値を正しく評価しているか?
貸借対照表を読み解く③

金融リテラシー講座 「投資のための財務分析」第6回 フィナンシャル・アドバイス代表 井上 明生 さて、株式に投資するとして貸借対照表をどのように分析するのか。 一番大事な視点は、その会社の株式すべてを取得するつもりで考えて見ることです。100株買うのであっても、その会社すべてを買うつもりで考えます。株式全部を買うということは株式の時価総額を知る必要があります。 株式時価総額は、株価

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松川行雄の相場先読み
9月高値を抜けるかが
二番底後の戻りを左右する

松川行雄 増田経済研究所 *「松川行雄の相場先読み」は今後、有料記事で掲載予定です。サンプルとして無料公開しています。 東京市場が一番底を打ったことは決定的だ。 ここからは、戻りの限界点がどこか、その後の二番底への打ち返しがどうなるかが、焦点となる。 買い戻し一巡の目安は、25日・75日足(25日・75日移動平均線でも可)が密集する1万5500円前後が一番わかりやすい。ここを抜けば、1万6

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大井リポート
10月末にかけて粗い相場展開に
ポイントは米国金利、中国、ドイツ経済

2014/10/26 | マーケットEye

セイル社代表 大井 幸子 世界経済・国際金融市場の動向を見る上で、気になるポイントが三つある。 米国の政策金利がいつ上昇に転じるか。 中国の経済成長がどの程度まで鈍化するか。 ユーロ圏の景気を今後ドイツがどの程度支えられるのか。   米国の金利上昇を見越してグローバル投資資金は米国へ向かい、新興国や資源国通貨を売りドルを買うというキャリートレードの巻き返しが

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損する前にこれを読め!
証券会社の営業トーク「本音と建前」
『野村証券の悪を許さない』

ジャイコミ編集部 証券会社の営業担当者の口説き文句とはどういうものだろうか。 近著だと『野村証券の悪を許さない』(第三書館)という本が参考になる。 『野村証券の悪を許さない』 (矢﨑誠一著、2013年発行)[/caption] 著者は矢﨑誠一さん(85)。「ピップエレキバン」で知られるピップフジモト(現ピップ)の元相談役だ。野村証券を相手に、約1,600万円の損害賠償請求訴訟を起

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理事長 長谷川慶太郎よりご挨拶

  日本個人投資家協会は「証券業界のいいなりにならない投資家を作ろう」という問題意識を基に活動しております。 いいなりにならない自立した投資家となるため、さらには投資において成功するには、正確な情報を入手する努力とともに、その情報を活かす決断力を養うことが必要です。 ジャイコミはこのような考えに基づき、協会員以外の方も含めて、広く情報を提供していきます。 &nbs

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伊藤稔の目
割高さはない米国株、停滞長引く日本経済

日本経済新聞2014年10月22日夕刊に日本個人投資家協会の伊藤稔副理事長がコラム「十字路」を寄稿しています。世界的に金融緩和による株価上昇が踊り場を迎えた現状を読み解いています。 要旨は以下の通りです。 FRBが資産バブルの発生を防止するため金融引き締めに舵を切ろうとする一方、ECB(欧州中央銀行)や日銀が一段の金融緩和に傾かざるをえなくなるとなれば、資本市場に混乱を招く恐れがある

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資産の数値が表すものとは?
貸借対照表を読み解く②

金融リテラシー講座「投資のための財務分析」 第5回 フィナンシャル・アドバイス代表 井上 明生 前回、会社の価値は資産サイドにあって負債・資本構成には関係ないことを説明しました。投資にあたっては、会社の価値すなわち貸借対照表の資産の価値を推定することになります。 「資産の価値、それを表しているのが貸借対照表ではないか。推定しなくとも貸借対照表の数値それが資産の価値ではないか」と思われ

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