「 投稿者アーカイブ:黒崎

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【初・中級者向き】映画「ウインド・リバー」とヘッジファンドの北朝鮮投資作戦

2018・7・29 たった4館で公開されたが、世評が高く、全米で6週連続してベスト10に入ったヒット作。2017年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門で監督賞に輝いた。 題名の「ウィンド・リバー」とはワイオミング州の地名で、ネイティブアメリカンの保留地だ。広さは東京の4倍強。自治権があり、連邦政府の関与はないに等しい。主人公のコリーは合衆国の役人だが野生動物保護局〈FWS〉で、ただ一人で

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【初・中級者向き】映画「セラヴィ」と中国習近平の野望の失敗

2018・7・22 フランスで大ヒットしたコメディというので観たが、確かに笑える。主な役としては一人も若い女優は出てこず、50代のジイさんばかり、日本なら企画段階でボツだろう。   ウエディングプランナー会社の社長が主役で、美しい古城でのウェディングを頼まれる。ところが新郎がとんでもない自己顕示欲のカタマリで、3時間もスピーチしたり、アドバルーンに引き上げられて大回転し

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【初・中級者向き】映画「バーフバリ 王の凱旋(完全版)」とサマーラリー開始

2018・7・17 昨年12月に上映開始され、現在でも興行収入を伸ばしているインド映画空前のヒット作品。私はこの映画の登場人物の性格の源泉になった巨大叙事詩「マハーバーラタ」は三分の一ぐらい読んでいたので、インド古代の王族の壮大な物語に無理なく没入できた。   バーフバリとは王の名で、この映画では二代にわたる。マヒシュマテイ王国の政党の王子だった父は暗殺され、その折には

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【初・中級者向き】映画「告白小説、その結末」とトランプ貿易戦争でもうかる銘柄16

  2017・7・8 ことし85歳のロマン・ポランマキー監督の新作でカンヌ映画祭でワールドプレミア上映された。評判がいいので時間をやりくりして観たが、確かに見ごたえ十分の心理サスペンスで私の評価は高い。直前に「ハン・ソロ」なんて凡作を見ちゃった反動もあるが。   女流作家のデルフィーヌは,自殺した母親との生活を画いた私小説で人気作家に。サイン会場で美しい

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【初・中級者向き】TVドラマ「モンテ・クリスト伯」とサマーラリーとその後の不安

2018・7・1 ディーン・フジオカ主演の「モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―」が終わった。データニュース社「テレビウオッチャー」発表の“満足度”によると回を追って上昇、視聴率は二けたにはならなかったが、私には楽しめた。   ひと様は私が観ていると話すと、皆が怪訝そうな顔をする。「でも『ブラックペアン』だって『MISSデビル人事の悪魔・椿真子』だって。それに綾瀬はるかの

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【初・中級者向き】映画「空飛ぶタイヤ」と私のある大発見

  2018・6・24 池井戸潤の180万部を売った超ベストセラーの映画化。TVドラマの方はWOWOWとTBSと両方観たが、今回は主人公赤松の息子が通うPTAの部分を抜いて簡略化してある。これで小さな運送会社の社長の、会社社員とその家族を守るための闘いが中心となった。主演の長瀬智也がなかなかいい。 大型トレ―ラーのタイヤが脱輪事故を起こし、主婦が死ぬ。事故の理由は「整備

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【初・中級者向き】映画「終わった人」と骨太の方針の読み方と私の大きな夢

  2018・6・17 舘ひろし主演でとても評判がいい。「定年って生前葬だな」とか「夢なし、趣味なし、仕事なし、そして我が家に居場所なし!!」という予告編に誘われてみたが、周囲は中高年のご夫婦連れでいっぱい。大いに笑える上出来なコメディで面白かった。 東大法学部卒で大手銀行のエリートだった主人公壮介(舘ひろし)は、同期のライバルに負けて出世コースから外れ、子会社に出向さ

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