「 マーケットEye 」 一覧

木星・土星の大接近が暗示するもの

大きな時代の変化が始まっている 昨日は冬至だったが、夕方のテレビニュースでは約400年ぶりという木星と土星の大接近を報じていた。惑星の位置が複雑化した現代の人間社会を左右するとは思わないが、太陽や月の位置が気分や判断に微妙に作用することは明らかであり、統計的な処理を経てアストロロジー(西洋占星術)という技法が発達してきた。これの原型が生まれたのはメソポタミアとされるが、やがて中国

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GoToトラベル休止決定前にやっておくべきことがあった

政府も医療機関もだらしなさすぎる 新型コロナに医療現場が必死で対応していると伝えられる。もちろん筆者もテレビなどで現場の「苦労」は十分理解しているつもりだ。しかし、医療先進国とされている日本が、外国に比べてこんなにも少ないコロナ患者で右往左往し、医療崩壊目前だと言われると、何かが間違ってんじゃねーの、やり方が下手くそなんじゃねーか、と思いたくなる。 コロナ鎮静に

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来年は春以降景気上向き・株価下向きとなる公算

中央銀行とマーケットの認識ギャップ拡大 今週は日米中央銀行の金融政策会合が重なった。筆者が強く感じたのは、FRBパウエル議長が足元の景気実勢を非常に弱く見ていることだ。一方、マーケットは極端に先行きの楽観が強まっている。時間が経過していくと、否応なしに両者のギャップは縮小することになる。マーケットはその過程を織り込むようにして動くのだが、強気相場の一巡後、投資家は、二段グリーン越

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ヒッチコック「北北西に進路をとれ」とジョージ・ソロスとトランプ落選をもたらしたドミニオン社との深い関係。それにこの相場の買い時 2020・12・20 (第1043回)

ご存じヒッチコックの名作中の名作。一生のうちに必ず1回は観ることをお勧めする。とくにサスペンスにユーモアを散りばめて、少しも先行きが読めない。名匠独特の話術に酔うのは、大きな楽しみだ。  NHKのBSで放送された「バルカン超特急」やドリス・デイの「ケ・セラ・セラ」で有名な「知りすぎていた男」と同じ型。つまり「巻き込まれ型」で、何でもない普通の男が、ひょんなキッカケから大事件に巻き込まれ、大

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大変動の予兆が多く見られる

ドル現金からの資金移動が全面高を生んでいる 最大のイベントである米国大統領選が終わったが、トランプ氏が最後まで負けを認めず、一方で米国のコロナ感染者が急増しているため、筆者が想定したよりもバブル相場が延長している。本来なら来年後半の経済正常化・財政金融フル支援の停止を見据えて、債券利回り上昇、新興国・新興企業株への資金逆流が起こるはずだったが、いいとこ取りの楽観的な気分がまだ世界

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孫正義氏、SBGの上場廃止に動く意向か

投資先の上場で多額の利益、段階的に自社株買いを進める公算強まる ここ2日SBG(9984)株の活況が目立っている。本日は6.8億ドル出資している料理宅配最大手ドアダッシュ(ウーバーイーツより大きい)がNASDAQに上場し、保有株の価値が119億ドルに膨らんだことが材料視された。税引後でも7千億円程度の純資産価値の増加になるから、流通株数が19億株なので400円程度の値上がりは当然

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ロバート・B・パーカー「失投」とトランプ氏最後の賭けの失敗と私が2021年で儲けなければ一生ダメ、という理由 (第1042回)

 もう85歳で体力がないので、往年の思い出だが、30年代後半~50代まで、私は月に40冊の本を読んでいた。兜町の千代田書店の大お得意様だった。「MUST本」と自分で呼んでいた経済、市場関係の本、月1,2冊の英語の原書。それに“息抜き”としてのアメリカの探偵もの。  とくにガードナーのペリー・メイスン・シリーズ。毎月早川書房から出るのを心待ちにして、往復の電車で読んだ。パーカーの小説もおんな

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