「 マーケットEye 」 一覧

大引けにかけ大量のTOPIX売り、誰が売ったか来週判る

月末はTOPIXリバランスの日、それでも売買高は異常に大きい 本日寄付きの高値まで日経225はちょうど1月で3900円、16.9%の急騰。うちユニクロの寄与分は465円。TOPIXは同期間に13.7%に留まっており、買い方の焦点が225先物であったのは明白。本日は104円割れとなる円高、米株先物安が重なったため、ある程度の下落は予想されたものの、大引けまでの15分の売買代金が2.

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支持率急落、説明下手な菅政権

菅首相は安倍家のポリバケツの蓋である 週末に共同通信が実施した電話調査では、菅政権の支持率が50.3%、1か月前より12.7%も急落した。新型コロナの感染者が急増しているのにGoToトラベル継続に前向きな姿勢を維持したことに反感を持つ人が多く、安倍政権当時の桜を見る会疑惑や吉川元農相の収賄露見で、後継者たる菅首相の姿勢にも疑問が強まったためだ。 菅義偉氏が総裁選

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半導体・ネット株高は海外勢のETF買いの公算大

米国の投資家は外国株で史上最高レベルの好成績 10月末を通過して以来、株式市場は月間として戦後でもトップクラスに入る急騰を演じてきたが、この間の指数別セクター別の物色動向には大きな差がある。一口に言ってしまうと225採用の値がさ株、日本電産や村田製作、SMCなど225非採用の値がさハイテク製造業、エムスリーやサイバーエージェントなど非物販系のネット関連株の上げ幅が大きく、最近5週

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映画「燃ゆる女の肖像」と2021年のびっくり予想、そして接近している1ドル95円の円高 第1042回

映画「燃ゆる女の肖像」を見ながら、私はデシャブ感にとらわれた。一流の映画評論家が全部絶賛している傍ら、シロウトのユーザルレビューは極めて低評価。こういうばあいは十中八九、ドラマとしてはツマらない。その代わり、映画の画面はまことに美しいし、音楽は素晴らしい。  この作品は、ズバリ「レズ映画」だ。中流階級の画家と女性貴族(高級階級)との恋愛、それだけの作品である。 セックスを題材とする映

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映画「運び屋」と老人社会、「21世紀はバイオの時代」とする私の主張、そしてモデルナ、ファイザーと日本のバイオ株 (第1041回)

 88歳のクリント・イーストウッド氏が監督・主演した2018年制作の作品。NHKを含めたBSでしばしば上演したので、繰り返して観た。 実はわたくしはクリント・イーストウッド氏を人生のお手本と考えている。若い時代はマカロニウエスタン。「ダーテイハリー」の大成功。中高年では「マデイソン郡の橋」で監督と俳優の兼業を本格化、老年になって「グラントリノ」「人生の特等席」などの静かな作品を作っている。

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米国の新型コロナ感染は間もなく峠を越し、春には激減する

ウイルス被爆者比率は50%前後、集団免疫率達成が近い 米国立アレルギー・感染症研究所所長アンソニー・ファウチ氏は間もなく80歳になるが、AIDSの発症メカニズムを解明し43歳にして現職となり、レーガン氏以来6人、やがて7人の政権に仕えるという、米国の医学界で絶大な実績と信頼を持つ人物である。現場指揮の重視される米国のリーダーとしては例外的な存在である。 そのファ

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来年の脅威は物価・金利の上昇と中国の債務危機に

アストラゼネカの新ワクチン、安価過ぎて株価が反落 日本が3連休の間に英国・北欧系名門企業の血を引くアストラゼネカが新型コロナワクチンのフェーズ3結果を公表、有効性では米系の2製品に見劣りするが、価格と量産性、運搬・保管の容易さで大きく勝るもので、一気にトップに躍り出たと見ている。1本4ドル、年産30億本体制は圧倒的であり、途上国も含め全世界の希望者に行き渡る。報じられた70%以上

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