「 上級 」 一覧
FRBの引き締め加速は必至、環境激変
2022/01/16 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケットインサイト, 木村喜由
今年のキーワードはTIGER、虎に注意しろ 今年は寅年だが、十二支のうちで株価騰落が最悪の年である。12年というのは公転周期12年で歳星(さいせい)とも呼ばれる木星の動きと合致する。木星は希望、成長、楽観、投資を暗示し、そのピークアウトから反動の時期と重なるのかもしれない。少なくとも積極的に勝負に行く年ではない。 現在、米国をはじめとして物価上昇
日本経済の霧は晴れない(最終回)
「遠吠え」のペンネームで本欄の連載を始めた2016年3月末の日経平均株価は1万6758円だった。2021年12月24日の終値は2万8782円だから、5年9カ月で日本株は平均71.8%上昇した計算だ。上出来だったといえそうだが、米国のダウ工業株30種平均は1万7685ドルから3万5950ドルへ103.3%上昇した。日本経済も日本の株式相場もなお五里霧中だ。 日銀が12月20日に発表した2021
乱気流相場が間もなく始まる公算大
2021/12/20 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケットインサイト, 木村喜由
FOMCと中国恒大のデフォルトが引き金に 上記2点が非常に重大なポイントであることに疑いの余地はない。しかし市場の反応はいかにも変である。最近のインフレ動向を見れば、米国だけでなく欧州でも金融引き締めの方向にあるのは確実で、債券市場はもちろん、低金利を背景とした投機性の高い商品全般にとってネガティブのはずである。ところが米国10年債利回りは1.435%と直近の最低レベルま