「 周 愛蓮 」 一覧

【中・上級者向き】中国経済の「新常態」は安定成長

中国の景気は安定、上期は市場予想より若干強い 株式市場にさざなみが立つと、中国の景気問題が持ち出されることは多いが、2016年後半から中国の景気は安定推移しており、17年上期の経済成長率(GDP成長率)が市場予想を上回り、6.9%を記録した。 足元では、最新発表の7月経済指標に、一部で前月より伸び率が低下した指標もあったものの、猛暑と洪水被害などの要因による影響があるとみられ、総じて緩やか

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日本人が知らない中国投資の見極め方【10】
爆騰の中国株は後半戦へ
調整は必至、心臓のお弱い方はご遠慮を

アナリスト 周 愛蓮 「チャイナ・スピード」の上昇、中休みが必要 2014年半ば頃から反発を始めた中国株式市場の強気ぶりは、投資家を驚かせている。代表的指数である上海総合指数はそれからの約1年で2000ポイントから、足元の15年6月第2週は5100ポイントを超え、2.5倍強になった。まさに「チャイナ・スピード」としか言い表れない上昇である。 過熱している株式市場に対して、各方面から懸

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中国人の「爆買い」、株に向かう
イースター休暇明けに香港株が暴騰の理由
日本人が知らない中国投資の見極め方【9】

アナリスト 周 愛蓮 最近の中国株式市場は面白い。 上海株式市場が大幅上昇して、投資家の注目を集めていたと思ったら、今度は香港株式が突然暴騰した。 4月初めのイースター休暇の5連休から8日(水)に明けた香港市場に、買いが殺到し、合併が当局に認可された中国の機関車メーカー「中国南車」と「中国北車」株の40%超の値上がりをはじめ、H株は軒並み2ケタの上昇となった。香港ハンセン指数はその日

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日本人が知らない中国投資の見極め方【8】
全人代のGDPより注目されたネット動画
中国版「不都合な真実」の衝撃

アナリスト 周 愛蓮 年に一度しか開かない中国の「全人代」(全国人民代表大会、日本の国会相当)は、3月5日より15日までの日程で開かれている。経済成長目標や予算などを決める最も重要な会合なので、内外の関心度が高い。日本経済新聞を筆頭に、日本のマスコミにもほぼ毎日のように関連記事が掲載されている。特に中国政府が2015年のGDP成長率目標を7.0%前後に下げたことは、日本で大きく報道された。

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日本人が知らない中国投資の見極め方【7】
中国にも忍び寄るデフレの足音
追加利下げは必至

アナリスト 周 愛蓮 日本銀行は2%のインフレ目標を設定してなりふり構わずに頑張っているが、約2年経っても目標にはまだまだ到着しそうにないようだ。 一方、隣の中国は、いままでデフレとはなにものかをほぼ知らないできた。2014年でも、実は年初のインフレ目標は「3%以内に抑え込む」ことだった。 しかし、中国の状況は変わった。 インフレに悩まされてきた30余年 中国は1978年に鄧小平が改

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2015年を読む⑤
日本人が知らない中国投資の見極め方【6】
みんなが「怖い」と思っているうちは株はまだ上がる?

アナリスト 周 愛蓮   2014年の中国株式市場は、久々にワクワクした1年だった。代表的指数の上海総合指数は年末終値が3,234ポイント、年間の最高値で終了、年間上昇率を52.8%記録し、世界主要市場で最高のパフォーマンスを上げた。当初は弱気一色だったなか、最も強気の部類に入る筆者の予想は史上最高値(6,124ポイント)の半値戻しだったが、現実は予想を上回った。 2014

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日本人が知らない中国投資の見極め方【5】
成長率低下より深刻な中国経済の2つの問題とは?

アナリスト 周 愛蓮 前回は中国経済の成長率低下の問題を検証した。7%台に成長率が低下したとしても、規模はすでに巨大化している経済体にして、このスピードは高すぎるとはいわないまでも、十分すぎるぐらいの高さであると述べた。 最新の話では、日経新聞も12月1日に報道したように、為替の変動効果もあって、中国のGDP規模は2014年に10兆ドルを上回りそうで、日本の約5兆ドルの2倍になる見込みとさ

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