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映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」と、日本経済と日本株の独歩高
映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」と、日本経済と日本株の独歩高 2023・12・3(第1202回) 前作は観客動員数240万人、興行収入37億6000万円という大ヒットになった。また日本アカデミー賞では、最優秀監督賞など12部門で受賞した。 前作は関東中心で、関西はイマイチだった。「ダサイタマ」のイメージが関西では浸透していなかったためだ。そこで製作者側が滋賀県を選
基本の話by前田昌孝(第23回、「辰年高い」は本当か)
2023年の株式相場もあと1カ月を残すだけとなりました。来年の相場を占う話もちらほら聞こえ始めてきますが、十二支に絡んだものとしては「辰巳(たつみ)天井」という兜町の格言があります。あまり合理的な根拠はなさそうですが、相場の変動にはアノマリー(根拠のない経験則)も付き物です。過去の実績を点検してみます。 <6回の平均で28%の上昇> 何はともあれ、戦後の日経平均株価の変動の実績を振り
歌舞伎「マハーバーラタ戦記」と軟調がつづく原油相場のもたらす思惑。日本の個人投資家がもたらす新高値
歌舞伎「マハーバーラタ戦記」と軟調がつづく原油相場のもたらす思惑。 日本の個人投資家がもたらす新高値 2023・11・26(第1201回) <劇場チラシより> 歌舞伎座新開場十周年記念とかで、以前観て面白かった「マハーバーラタ戦記」を楽しんだ。菊之助の人気がすごいことを再認識した。 ストーリーは入り組み、しかも長いので、思い切って省略する。しかし、「死」
映画「ゴジラ-1.0」と中国の没落。そしてドカの先延ばし。米国債務問題による「ドカン」はいつ来るか。
映画「ゴジラ-1.0」と中国の没落。そしてドカの先延ばし。米国債務問題による「ドカン」はいつ来るか。 2023・11・19(第1200回) ゴジラ映画30作目となる作品だが、大ヒット。1週間で興行収入16億円をかせいだ、とか。 山崎貴監督(脚本も)は、戦後間もない焦土と化した日本を舞台とした。占領している米軍はソ連に気を遣って、ゴジラに対して兵を出さない。従って何もない日本
米国景気はこれから悪化、米国株も要注意
2023/11/17 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケットインサイト, 木村喜由
米国景気はこれから悪化、米国株も要注意 先行指標が軒並み悪化、現在の米株高は需給のアヤと見るべき 現在の米国市場を主導しているのは、マグニフィセント7(偉大な7社)と呼ばれるIT系巨大銘柄に大きなポジションを傾けるヘッジファンドおよびその追随者であり、その動きは当局への報告書でも確認されている。米国長期金利が下がるほどポジションを増やす仕組みになっているから、足元の10年債利回り低下(