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「同意なき株式買収」時代の幕明けで 日本企業は成長のスピードを早めるか?

日本株はここにきてようやく長い停滞を抜けた感があるが、米国と株価推移を比較すると、言うまでもなく成長のスピードには決定的な差がある。 この差をつくっている決定的なものは「M&A」、企業買収ではないかと思われる。友好的な買収・合併は増えているものの、「同意なき買収」が排除されてきた日本の企業風土にも問題が潜んでいるのではなかろうか。この点に絞って考察してみたい。  

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基本の話by前田昌孝(第28回、5月に売って去れ)

米ウオール街の格言 2024年も早くも5月に入りました。暑くもなく寒くもなく休日を過ごすには最適の季節ですが、株式投資ではなぜか売り時だと考えられています。米ウオール街には「5月に売って去れ(セルインメイ・アンド・ゴーアウェイ)」という格言があります。理屈では説明できない経験則はアノマリーと呼ばれますが、投資家はどう付き合ったらいいのでしょうか。 アノマリーは少なくとも経験則では高い

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映画「ウォーターワールド」と今回のウラ金騒ぎの真相。2025年からの「上り坂」の背景。今回の「ドカ」「反騰」の行方

2024・4・29(第1223回) <オールムービーより> 1995年当時人気絶頂だったケヴィン・コスナーが主演・製作したが、大コケした作品として知られる。北南極の氷が溶けて全世界が水面下におち入るというSF。 いまではこの前提自体、全く間違っていたことが知られている。 キヤノングローバル研究所の研究主幹、杉山大志さんは素晴らしい人で永らく知己を頂いている。この杉

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映画「七人の侍」と21世紀後半に消える仕事、残る仕事。この下げの底値と反発の時期。またインド関連の有望銘柄。強気でいい理由。

映画「七人の侍」と21世紀後半に消える仕事、残る仕事。この下げの底値と反発の時期。またインド関連の有望銘柄。強気でいい理由。 2024・4・21(第1222回) <ウィキペディアより> 「今回も負け戦じゃったな」と島田勘兵衛(志村喬)が言う。7人のうち4人は失ったものの、40人の野武士を全部やっつけるという快挙をなしとげた。加東大介、木村功がはてな? という顔をする。「

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半導体関連の比重を下げるべき

米国プラットフォーム各社は重い償却負担に苦しむ 前回、NVIDIAをはじめとする半導体関連株のピークアウトを指摘したが、その後の同社株と米SOX指数の動きは頭打ちから急落に移行するパターンを示唆している。 足元で半導体需要全体は持ち直しているが、生成AIサービスを強化したい巨大IT企業のデータセンター投資ラッシュに絡む、GPU、超大型メモリーに需要は集中し、汎用メモリー等の上昇はその結

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ヨハン・ゼバスティアン・バッハの復活と拙著『日本経済大復活』との共通性。そして目先の投資の名案

ヨハン・ゼバスティアン・バッハの復活と拙著『日本経済大復活』との共通性。そして目先の投資の名案 2024・4・14(第1221回) ベートーヴェン、ブラームスと並んで「ドイツの三大B」といわれる大作曲家は、死後80年間、忘れられていた。 復活したのは1829年、メンデルスゾーンが「マタイ受難曲」を上演した。これが契機となって、1200曲をこえる巨大な作品群が次々と上演された。

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映画「オッペンハイマー」と日米の金融資産に於ける巨大な較差。2025年から始まる日本経済の黄金時代。そして銘柄

映画「オッペンハイマー」と日米の金融資産に於ける巨大な較差。2025年から始まる日本経済の黄金時代。そして銘柄 2024・4・7(第1220回) <映画HPより> 大ヒット中。それはそうだろう。作品賞、監督賞はじめ7部門でアカデミー賞を獲得した力作だ。日本人の私としては、広島・長崎の大被害を知っているので複雑な気持ちになるのだが。 第二次大戦でドイツのヒトラー政権

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