「 今井澂のシネマノミクス 」 一覧

【初・中級者向き】映画「メリー・ポピンズ・リターンズ」とジョージ・ソロスが 私によこしたメール

私は本作を観る前に1964年の「メリー・ポピンズ」を見直したが、今回の「リターンズ」は旧作をほぼなぞったストーリーの組み立てだ。当たり前か。メリー・ポピンズがバンクス家にやってきて子供たちと楽しく歌って踊って、空に帰ってゆく。 大きな違いは、やはり「時代」だろう。前作は1911年、今回は1935年のロンドン。前回は大好況、今回は大不況。この間に第一次世界大戦があり、世の中は暗い。 メリー・ポピ

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【初・中級者向き】映画「マスカレード・ホテル」とジワジワ迫る今年の買い場

東野圭吾作品の映画化は多いが、私は「ガリレオ」シリーズの福山雅治、「新参者」シリーズの阿部寛が適役だったので、この「マスカレード」シリーズがだれを主役にするのか関心があった。ところがパンフレットを見たら、東野氏は主役の新田警部補に木村拓哉を想定していた。なるほど、私は長沢まさみも適役と思う。 「マスカレード」とは仮面舞踏会の意味だが、ホテルに来る人は本当の自分の顔の上に面をかぶっているという意味

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【初・中級者向き】トランプ支持基盤が下落 「何か」が起きる2月

女優グレン・クローズが本年度のゴールデン・グローブ主演女優賞を獲得した話題作が公開され、さっそく観た。「天才作家の妻―40年目の真実」だ。 作家宅にノーベル文学賞受賞の吉報が届く、作家夫妻は息子とともに式典に参加する。そこに作家の経歴や能力に疑問を持つ記者が夫婦の秘密を執拗に探り始め、長年ひた隠しにしてきた事実が明らかになってゆく。妻が夫のゴーストライターとして支えてきたことだ。 晴れがましい

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【初・中級者向き】映画「グリーンブック」と激化する米中覇権争いと近づくNY暴落

「グリーンブック」とは、」米国で人種差別が激しかった時代に、南部で黒人が利用できるホテル、バー、レストランのリスト。1936年から1966年まで毎年出版されていたガイドブックの名だ。 時代は1062年のNY。高級ナイトクラブの用心棒をつとめるトニー(ヴィゴ・モーテンセン)は改装のため閉店となった2か月間、ある黒人ピアニストのコンサートツアーの運転手として雇われる。 黒人ピアニストの名はドクター

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【初・中級者向き】映画「ビリーブと日本電産ショックがなかったわけ

85歳の今なお現役の最高裁判事であるルース・ギンズワークさんが、一挙に有名になった裁判を取り上げた映画だが。副題の「未来への大逆転」が示すように男女の差別の公平化が決まった裁判で、主人公のルースの5分以上の熱弁をふるった場面がヤマ場になっている。 時代は1956年。主人公は名門ハーバード大法科大学院に入学する。当時500人の生徒のうち女性は9人で、女性トイレさえなかった。1970年代に入っても、

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【初・中級者向き】映画「蜘蛛の巣を払う女」と2019年の好悪材料

スエーデンで2005年に出版され、世界で9900万部を売った超ベストセラーの映画化だ。本国では2009年に三部作として映画化され、2年後ハリウッドで「ドラゴン・タトゥーの女」としてデビッド・フィンチャー監督で第一部を映画化した。今回は第四部の映画化で、「ドント・ブリーズ」の監督が起用された。 何と言ってもこの原作の魅力は女主人公のリスベットだろう。スエ―デン版ではノオミ・ラパス、ハリウッド版では

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【初・中級者向き】映画「アリー/スター誕生」と2019年の日米株式市場の動向

アカデミー賞候補とうわさされる映画を最近続けて2本、観た。一つは「グリーン・ブック」そして今回の「アリースター誕生」だ。前者は 前者は3月公開なので少し先に書くことにして、ブラッドリー・クーパーの製作、監督、助演、レディ・ガガの主演の傑作を取り上げた。 「スター誕生」といえば1937年の初制作以来、2回リメークされている。とくに1954年のジュディ・ガーランドとジェームス・メイスンの方は今で

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