ロンドン・エコノミスト誌の新年のキーワード。トランプ=石破会談、そしてバカみたいに私が強気でいる理由

2025・2・16(第1259回) この雑誌は毎年、楽しみに読んでいるのだが、新年のキーワードが面白い。例えば―― 2024年は「Vote-a-rama!」選挙だらけの年。トランプ登場で米民主党政権は終わり、日本も少数与党、英国も労働党政権に交代、韓国はご存知の通り大混乱の最中だ。 では今年は―― 「Trump, technology, and uncertainty」(

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金星逆行が迫る、米国株は高値波乱か

年前半の最大の波乱場面、基本は逆張り 第2期トランプ政権が1月20日に始まったが、予想通り傍若無人の乱暴な政策の連発で、市場にはストレスが高まっている。重なるようにDeepSeekショックが起き、生成AI投資バブル(生成AI自体の普及や利用拡大はこれから)に冷水を浴びせている。今のところ米国株価は史上最高値水準を維持しているが、投資バブルの部分(時価総額最大のM7銘柄と半導体関連の一角に集中

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企業型DCを自動加入化して、大胆な年金改革を

年金改革案の一つとして、個人型確定拠出年金(iDeCo、イデコ)の積立枠増が議論されている。 2024年1月に始まった新NISAは非課税での投資枠を1人最大1,800万円と従来の一般NISAの3倍に大幅拡大した。株価上昇トレンドや貯金の魅力消失も加わって、NISAでの株式投資残高は年間10兆円以上増えたものと評価されている。 これを受けて、次は個人型私的年金のiDeCoの非課税上限枠を

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基本の話by前田昌孝(第37回、高利回り株投資の有効性)

少額投資非課税制度(NISA)のもとでは株式の配当収入も非課税になるため、配当に魅力がある好利回り銘柄への投資が人気を集めています。ただ、値上がり益も含めたトータルリターンでみると、本当に有利かどうかは長年、議論の的になっています。過去10年間の実際のデータをもとに検証してみましょう。 86社が利回り5%以上 分析の対象は2025年1月31日時点で東証プライム市場に上場している163

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ドヴォルザーク「新世界」とカネ、投資の世界が始まろうとしている。巨大な変革を予想する

2025・2・2(第1258回) <ウィキペディアより> バッハ好きの私の友人は(恐らく)反対だろうが、多くの音楽ファンはドヴォルザークが稀代のメロディ・メーカーであることは認めるだろう。第二楽章のイングリッシュ・ホルンの美しいメロディもさることながら、私は第一楽章で、米大陸横断の便に乗って(夜行便だった)月光と巨大な大地に思わずみとれたことを兜町で自慢し、ハナつまみになった

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「世界秩序が変わるとき」再論と日本への大きなプレゼント

2025・1・26(第1257回) <アマゾンより> 「ひとことで言えば、日本は今、数十年に一度の大きなチャンスを迎えている」 絶対に、いい本ですから読んでください、と申し上げた。その後の展開は、ますます予測通りになっている。 マスコミは石破首相がトランプ大統領との会談が出来るかどうかで連日記事を書いている。私にいわせれば、石破内閣がブッとんでも問題ない。「日本」

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映画「影武者」と資産運用大国としてのわが国の前途は明るいという私の確信

2024・1・19(第1256回) <アマゾンより> 名匠黒澤明監督作品としては、主役が勝新太郎(適役で、これが見たかった!)から仲代達矢に代わったので、イマイチの作品になった。 影武者が後継者である幼い孫と旗本に「山は動かぬぞ」と良く本物が言っていたと教えられた。勝頼が戦いに出たくて「ご決断を」と迫るのに対して、このセリフを言う。そう、私が言いたいのは日本の体質変化で

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