基本の話by前田昌孝(第54回、日経平均の問題点①)
2026年も折り返し点を迎えました。6月末の日経平均株価は7万0062円32銭。2025年末には5万0339円48銭でしたから、半年間の上昇率は39・2%にもなります。ただ、市場参加者からは「ごく一部のハイテク株が押し上げているだけで、相場はそこまで強くない」との声も聞かれます。なぜこんなギャップが生じるのか、日経平均の歴史にも触れながら説明します。 日経平均やダウ平均には単位が
巨額IPOの連続で歪む株式市場
扇動と楽観主義で膨張したIPO銘柄の時価総額 昨日12日、スペースXが上場した。公開価格135ドルに対し161ドルで初日の取引を終え、時価総額は2兆ドルを越えた。同社の昨年12月期決算は売上高3兆円、純損失7800億円であった。IT系で時価総額がずっと大きい近いアップル(4.3兆ドル、純利益19兆円)、グーグル(4.4兆ドル、同25.6兆円)の売り上げ規模がいずれも60兆円ほどなので、スペー
基本の話by前田昌孝(第53回、オルカン好成績の持続性)
2026/06/01 | 初級, 無料記事 MSCI全世界株指数, オルカン, マーケットエッセンシャル, 前田昌孝
内外ともに株式相場が大きく上昇し、少額投資非課税制度(NISA)を利用した投資信託への積み立てでも、かなり順調に含み益が膨らんでいるようです。その持続性はわかりませんが、現状がどの程度好調なのか、点検してみたい人もいるのではないでしょうか。全世界株式型の投信を例に、統計的な手法で好調度を測ってみます。 オルカンの純資産総額は実質首位 全世界型株式投信の代表格は三菱UFJ
いよいよガラスの城が崩れる
米中会談、重要課題はスルー、しかしイラン停戦では利害が一致 米中首脳会談が終わった。大国の首脳同士の訪問においては双方のメンツを立てるのがお約束である。譲れない核心的課題はスルーして、互いの手柄になる合意だけ華々しく伝える。今回、3つの課題があった。イラン、貿易通商、台湾だ。 イラン問題での合意は見えていた。しかし政治指導者らの大半が殺害され一方的にボコられたイラン側としては、形だけで





