基本の話by前田昌孝(第55回、日経平均の問題点②)
2027年7月の株式相場も大揺れでした。日経平均株価は6月末の7万0062円32銭から7月末の6万4362円02銭まで8・14%下落しましたが、日々の騰落率からプラスマイナスの符号をとって合計すると、39・63%にもなっています。オーバーシュートやアンダーシュートの繰り返しにも、日経平均の歪みが表れているとの指摘があります。どういうことでしょうか。 TOPIXの1・7倍の激しさで
2027年7月の株式相場も大揺れでした。日経平均株価は6月末の7万0062円32銭から7月末の6万4362円02銭まで8・14%下落しましたが、日々の騰落率からプラスマイナスの符号をとって合計すると、39・63%にもなっています。オーバーシュートやアンダーシュートの繰り返しにも、日経平均の歪みが表れているとの指摘があります。どういうことでしょうか。 TOPIXの1・7倍の激しさで
急反落したスペースX、今後も「下に―、下に―」の展開に 先月のテーマはスペースXの新規上場だった。公開価格135ドルに対し12日初値は150ドル。2日後225.64ドルまであったがその後急反落し、先週は上場来安値の145.07ドルを付けた。今後5年赤字予想と前回書いたが、異常高値となった理由は、あまりに巨大な時価総額により特例でNASDAQ100に早期組み入れが決定されたからだ。公開されるの
2026年も折り返し点を迎えました。6月末の日経平均株価は7万0062円32銭。2025年末には5万0339円48銭でしたから、半年間の上昇率は39・2%にもなります。ただ、市場参加者からは「ごく一部のハイテク株が押し上げているだけで、相場はそこまで強くない」との声も聞かれます。なぜこんなギャップが生じるのか、日経平均の歴史にも触れながら説明します。 日経平均やダウ平均には単位が
扇動と楽観主義で膨張したIPO銘柄の時価総額 昨日12日、スペースXが上場した。公開価格135ドルに対し161ドルで初日の取引を終え、時価総額は2兆ドルを越えた。同社の昨年12月期決算は売上高3兆円、純損失7800億円であった。IT系で時価総額がずっと大きい近いアップル(4.3兆ドル、純利益19兆円)、グーグル(4.4兆ドル、同25.6兆円)の売り上げ規模がいずれも60兆円ほどなので、スペー