第1回:急増する「証券口座の乗っ取り」被害 ― 資産を守るために今できること

■ はじめに近年、特殊詐欺の手口が巧妙化しており、特に「証券口座の乗っ取り」を伴う被害が投資家の間で急増しています。犯人は、電話やメール、SNSなどを通じて個人情報を聞き出し、本人になりすまして証券会社の口座にアクセス。株式や投資信託を勝手に売却して資金を奪うという悪質な犯罪です。 あなたの大切な資産を守るためにも、最新の詐欺手口とその対策を知っておくことが不可欠です。

続きを見る

映画「プレステージ」と参院選挙

2025・7・20(第1282回) <アマゾンより> 舘ひろしのキザっぽいところにひかれて、CATVで観た。2人のマジシャンンの物語で、クリストファー・ノーラン監督、主演はヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベール、助演にスカーレット・ヨハンソン、マイケル・ケイン、それに何とデヴィッド・ボウイが出ている。 ストーリーは省くが、マジックが次の三段階によることがわかった。

続きを見る

カフカ「変身」と日本の投資と起きつつある革命

2025・7・13(第1281回) <アマゾンより> 先を見る、予測する、という商売でやって来た。おかげ様で8月27日90才になるが、まだやれる。というのは、10月、11月迄講演会の依頼があるからだ。このブログも電話ですぐ反応がある。頑張らなくちゃ。 私の慶応義塾大学時代の白石ゼミで、実例を挙げる。トヨタに入社し副社長まで昇進したKという男。親は大手紡績の役員で私も泊め

続きを見る

希望と期待が過剰に膨らんでいるマーケット

価値の裏付けのない資産に資金が集中している 最近上昇が目立っているのは、ビットコインとNVIDIAの株である。両者に共通するのは、時価総額の巨大さと、収益還元法による価値評価に適していないことである。暗号資産は、一部のステーブルコイン(裏付けとなる資産があり通貨と連動)を除くと、単に帳簿に記録された数値に過ぎないので、収益を生まず、伝統的資産より高いリターンが上がると信じる根拠はない。

続きを見る

全国民必読!「ニッポンの国益を問う 海洋資源大国へ」(髙橋洋一、山田吉彦、松原仁著、産経新聞出版刊)

2025・7・6(第1280回) <アマゾンより> 私事から書き始めて恐縮だが、私は2012年12月に『シェールガス革命で復活するアメリカと日本』という本を出版した。当時エネルギー輸入国だった米国が、シェールガスのおかげで輸出国に変わる。米国経済の好転は日本にも移り(当時の安倍晋三内閣は)安定した 高成長に移る。以上がごくごく単純化した本の中味である。すべて的中している

続きを見る

新NISAの使い勝手向上に、もう一段の努力を

2024年1月に新NISAがスタートしてから1年半が経過した。旧来のNISA(少額投資非課税制度)がリニューアルされ、拡充・恒久化されたものである。 口座数が2024年末には2,560万口座と、1年間で435万口座増加したものの、旧NISAが始まった2014年の825万口座には及ばなかった。(図表1)   口座の稼働率はどうか。2014年に旧NISAが開設された

続きを見る

基本の話by前田昌孝(第42回、M&A相場って何?)

日経平均株価が6月27日に約5カ月ぶりに4万円台を回復しました。最高値を更新中のMSCI世界株価指数や米国のS&P500種株価指数に追い付こうとする動きで、地政学リスクの後退や米国の利下げ期待が背景にあるようです。日本ではM&A(企業の合併・買収)の活発化が相場を押し上げているとの指摘もあります。M&Aがなぜ株高に結び付くのでしょうか。 TOBから始まるM&A 投資家がM&Aの動きを

続きを見る

PAGE TOP ↑