基本の話by前田昌孝(第26回、最高値更新とは何か)

日経平均株価が2月22日に1989年末に付けた最高値を上回り、日本経済が新しいステージに入ったとの声も聞かれます。株式を持っていなければ恩恵はなさそうですが、世の中の気分が明るくなり、多くの人々が財布のひもを緩めれば、回り回って景気浮揚につながる可能性もあります。なぜ最高値を更新したのか、日経平均の採用銘柄の変化から考えてみます。 あの時の日経平均と今の日経平均とは全然違うという指摘があり

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2024年からはじまった新NISAをわかりやすく解説

2024/02/29 | マーケットEye

2024年からはじまった新NISAをわかりやすく説明 2024年からこれまでのNISAに代わり新しい制度が導入されました。新しいNISA(2024年開始)の制度について簡単に説明します。 新NISAには 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の二種類があります。 この2つの制度を簡単に説明すると 【つみたて投資枠】 年間最大投資額120万円までなら

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高値更新!?、日経225を斜め切りしてみた

高値更新!?、日経225を斜め切りしてみた 部分的に大きなバブルがあるのは確実、はしゃぐのはやめましょう 日経は朝刊の見出しに最大の活字で「日経平均 最高値」と打った。確かにそれは嘘ではない。だが前にも書いたように89年末の最高値当時とは構成銘柄が大きく変わっており、個別銘柄の寄与度にも極端なバラツキがある。時間の経過や貨幣価値の変動、金利水準などを冷静にカウントすれば、大喜びするほ

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「般若心経」と日銀保有ETFの放出。政治の安定性と青木ルール。

「般若心経」と日銀保有ETFの放出。政治の安定性と青木ルール。 2024・2・25(第1214回) <アマゾンより> 「色即是空 空即是色」から、イマイさん、この高値は永くつづかないという弱気と批判する向きもあるかもしれない。しかし近著で「6万円が5年以内」と主張している。長期では強気だ。 しかし、NVIDIAの好決算で日経平均が830円上がるというのは、やはり生

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映画「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」と微妙な段階に入った東京株式市場。4~6月期にイケる銘柄。

映画「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」と微妙な段階に入った東京株式市場。4~6月期にイケる銘柄。 2024・2・18(第1213回) <公式HPより> 2021年10月に公開された最新の007もの。第6代ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグの最後の作品となった。 「007カジノ・ロワイヤル」で大成功をおさめ、つづく3作品も大好評。「慰めの報酬」「スカイフォール

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生成AIバブルはピークの様相

生成AIバブルはピークの様相 金融引締めを帳消しにした生成AIへの期待感 米国のファンドマネージャーは厳しい競争にさらされており、ライバルを出し抜くには時価総額が大きくて最近好成績の銘柄やセクターにオーバーウェイトすることが求められる。買えば上がる、上がるから買うのスパイラルが動き出す。そこに華々しい見出しが証券情報端末のヘッドラインに並ぶと、パブロフの犬の如く全員右へ倣えで突っ走る。

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「平家物語」と2025年に起こるかもしれない安保条約の廃止。その後の意外な日本の繁栄。

「平家物語」と2025年に起こるかもしれない安保条約の廃止。その後の意外な日本の繁栄。 2024・2・11(第1212回) 私は5才で祖父のヒザの上で、フリ仮名つきの平家物語を読んだ。祖父の英才教育だったのだろう。それと九九。幼い私にも、繁栄のあとに来る低迷、あるいは滅亡という世の中のきびしさが分かった。 <アマゾンより> 「もしトラ」が現在、TVのワイドショーで

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