9月のFOMCに向けてドル円は140円台へ

異常な米債券相場が正常化、米金利上昇は円安のエンジン   最近の世界のマーケットは、大幅利上げにも拘らず債券利回りが急低下するなど、常識的な動きから外れている。過去にもそんな指摘をすることがあったが、毎回、バイオンリー(買い持ちのみの中長期投資家)以外の、短期系ヘッジファンドと目先筋が大挙して出動した場面であった。その後反動が訪れるのは当然のことである。  

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東日本の原発再稼働が喫緊の検討課題に

景気は間違いなく上向きだが、肝腎の電気が足りない   筆者は日本の景気に楽観的である。確かに、足元の物価上昇に比べ賃金の上昇が遅れているため、実質所得はマイナスになっている。収入の全部が、年金や預貯金の取り崩し、公的支援である弱者にとっては非常に厳しい状態だ。しかし、働いている世代の多くは、このまま低賃金が続くことはないと感じている。何から何まで値上がりしている状態で、同じ価

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戦略的合併、東工大と医科歯科大に声援

意欲ある若者たちの出会いが成長機会を産む   動機に不純な点がなくもないが、標記の都内の2国立大学の統合案はいい線を突いており、きっと大成功になるだろう。第一に、世界の経済成長は新発見、新発明、新しいアイデアに基づいた商品など、必ず「新」という接頭語が付く。残念なことに日本人は内向き志向が強く、特に大勢集まると、必ずと言ってよいほど保守的になる悪癖があり、新たな発想が生まれに

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予想に反し米国金利が低下、今後の反動に注意

米GDPのマイナスと資源価格安を拡大解釈   株価が大きく戻している。6月安値に対しNYダウは13.9%高、NASDAQは22.4%、最も下げが厳しかった半導体SOX指数は29.4%の急反発である。一方日経225は11.9%、TOPIXは9.1%の上昇に留まっている。   この動きの中心にあるのは、米国金利の大幅低下である。10年債利回りは6月FOMCに

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映画「レッド・クリフ Ⅰ、Ⅱ」と対露戦略で人為的に下げさせられた原油価格。同盟国としての日本に投げかけられた美味しいエサと重荷  (第1129回)

1900年前の「三国志」つまり魏・呉・蜀の物語は誰も知っている。権謀術数に満ち満ちたストーリーは誰も飽かせない。赤壁の戦いの前後の周瑜と孔明のやりとりなど、ワクワクする。 現在展開している各種商品の値動きにも、権謀術数というか国家戦略が見える。 WTI原油。6月当時のバレル120ドル台が、8月上旬からなんと80ドル台に下げた。 8月16日は86ドルだ。 表向きで言われてい

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米国雇用逼迫は長期化、利上げ局面は終わらない

市場の来年利下げ期待を大きく裏切る結果に   5日発表の7月分米国雇用統計は、最近市場に広がっていた「米国が来年半ばには利下げに転じる」という思惑に対し、それは全く根拠のない風説であると引導を渡すような内容だった。非農業雇用者数は、前2か月分とも上方修正したうえで、事前予想25万人増加に対し52.8万人の増加。平均時給は予想が前年比4.9%上昇だったものが5.2%上昇となった

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変な動き、急速な動きこそが大反転の原因となる

債券のオーバーシュートが為替にも波及   米国市場は、大幅な短期金利の引き上げと業績悪化にも拘わらず、材料をそれぞれ自分に都合よく解釈して早期の利下げ期待、悪材料出尽くしという反応の仕方をしている。10年債利回りは一時2.52%とFFレートの水準に接近、NYダウは一時33000ドルに迫る場面があった。メディアではGAFAMの決算を好感したと報じているが、筆者の受け止めた市場の

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