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【初~上級者向き】 新年は「7の年」、リスクは欧州に

2016/12/27 | 有料記事

2016年の東京株式相場を振り返ると「申(さる)酉(とり)騒ぐ」の相場格言通り、予想外の出来事に振り回された。6月には英国の欧州連合(EU)離脱決定を受けて日経平均株価が急落した。11月にはドナルド・トランプ氏が米大統領選を制し、世界の株高の引き金を引いた。酉年の2017年も騒がしい1年になりそうだ。特に欧州発の政治リスクには用心が欠かせない。 2017年は3月にはオランダ議会選挙、4~6月

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【上級者向き】 2017年株式市場の注意点

米国株式は遠からず弱気市場に転換、春と夏に大きなハードル出現か 前号で書いたように来年の株式市場については、概ね強気である。年間を通じて円安基調の下で日本企業の利益・一株純資産は増加基調を続ける公算が強いので、よほど悪い出来事が生じなければ株価は上値を追うだろうと思っている。しかし、いろいろ外部条件や年回りやアストロロジーからのジンクスを考え合わせると、楽観的すぎることは危険だ。 常識的な

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【上級者向き】 日銀の緩和姿勢は頑強、来年一杯は円安基調

インフレ率2%達成に賭ける日銀の熱意は本物 昨日の日銀総裁記者会見は、非常に面白かった。トランプ当選以来、為替も株価も債券相場も大きく動いた後であり、しかも前日に米国FOMCが終わっているために、質問する記者側は聞きたいことがたくさんある一方、黒田さんとしても、抑制は当然のことながら比較的自由に発言できる環境であり、今後の展開を占う上で極めて重要なものだった。 筆者が理解した結論(黒田日銀

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【初~上級者向き】 幸田昌則の不動産耳より情報<2017年1月号>

最近の話題 年初の最大の話題は、トランプ氏の米国大統領就任後の政治・経済政策にあり、世界中が注目をすることになるだろう。 日本の株式や為替市場への影響も、少なくないものと思われる。 さて、日本の不動産市場で、今年、最大の注目すべき問題は、賃貸市場の需給状況の推移がどうなっていくのか、ということだろう。社会問題化していく懸念も否定できない。 建築コストの上昇が著しかったRC造の賃貸マンション

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【上級者向き】 これでよかった日ロ首脳会談

今回は交渉が前進する条件が整っていなかった 大方の国内メディアが予想していた通り、日ロ首脳歓談は実質的に物別れとなった。通常なら正式な首脳会談後は高らかに共同宣言あるいは声明が謳われるのに、今回はプレス向け声明という異例の形。会談前にはロシア側から、今回は国歌演奏はやめてくれという要請が出ており、この時点で日本側に有利な展開にならないことが確定していた。 安倍さんは私の故郷に招き胸襟を開い

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【初~中級者向き】 アメリカ利上げと、為替と米国債の今後

株式市場の値上がりが止まりません。また値上がり幅もこのところ拡大しています。12月に入り第1週、第2週と日経平均は1週間ごと500円水準を上げています。 10月以降休みなく値上っていますが、過熱感がない状態が続いています。しかし、ここにきて2週連続で信用取引の買いが増加しており、少し過熱感が出てきたように思います。それでも買いの主体は外国人であり、先週(5日~9日)も5,000億円以上の買い越し

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【上級者向き】 もはや2万円は通過点になったと考えるべき

大規模な資金シフトなしに早くも19250円到達 トランプ氏当選の報道以来、ほぼ5週間で日経225は瞬間安値から3300円、ドル円は16円以上の急騰となっている。これは通常であれば半年から1年かけて動く値幅であり、いかに今回の値動きが急速であったかを物語るのだが、注目すべきなのはその動きに「荒さ」「ボラティリティー」、すなわちドカンと一方に動いたりその半分以上反対方向に引き戻すといった、勢いに乗じ

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