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【上級者向き】薄商いでの堅調は吉兆、ミニサマーラリーへ
2019/06/12 | マーケットEye, 有料記事 マーケットインサイト, 木村喜由
大きく下がった米国金利と原油価格 令和入りしてからの株式市場は惨憺たるもので、いきなり6日続落、連休前から6月3日安値までTOPIXは7.9%、225は8.85%の急落となった。売り手は外国人で5週間で推計2兆5千億円売り越した。最大の理由は米中対立深刻化だが、欧州景気の悪化、突然のトランプ氏の対メキシコ追加関税表明が拍車を掛けた。日本株は先進国中で最も景気敏感であり、225先物はその最たるもの
【中・上級者向き】自社株買い銘柄は「買い」か
最近、企業による自社株買いが目立って増えている。 2019年に入ってからだけでもNTTドコモ、日本電産、伊藤忠商事、ソニー、クボタといった企業名がずらりと並ぶ。マネー雑誌には「自社株買いで株価が上昇しそうな銘柄を探せ」といった威勢のいい特集も見かけるようになった。 自社株買いとは、株を自社で買い取って流通量を減らすことである。1株当たりの利益が増えて株価を高めるので、配当と並ぶ「株主還
【上級者向き】証券会社への逆風は続く
証券会社の2019年3月期決算が出そろった。12月期決算の楽天証券を除く主要13社の業績は、純営業収益が2018年3月期比17.3%減の2兆8508億円、純利益が同84.0%減の882億円だった。株式も投資信託も顧客の動きが鈍く、SBI証券を除く12社が減益だった。対面営業の証券会社では顧客の高齢化が進んでおり、ビジネスモデルの再構築が急務だ。 最も厳しかったのが最大手の野村ホールディングス