映画「ジョーズ」とソロス、バフェット、ジム・ロジャーズ

 

夏だ。海だ。となるとすぐ思い出すのが「ジョーズ」。1975年の大傑作だからもう40年も前で、スピルバーグはまだ28歳!「激突!」をつくったあとの第二作だ。

CGがない時代の、つくりものの鮫で、あれだけコワーい映画を作るんだからすごい監督だ。

最後は、サメの口に入ったガスボンベに警察署長ロイ・シャイダーの射った弾丸が当たって怪物はバラバラ。

ギリチューはゲームオーバー

これと同じように、ギリシャと中国で大騒ぎした何日間かは終わり。ゲーム・イズ・オーバー。

ギリシャ国債のCDSのレートは8566ポイントから1993に下がり、ドイツ銀行の株価は26ユーロから31へ。まあ普通の状態に戻った、ということだ。

一方、上海株も7月9日の安値3373が4070まで戻し、爆買いの指標株ラオックスも401円から564円の新高値更新。私の予想通り。

私は大方の弱気をヨソに大丈夫といいつづけたたが、結局私の勝ち。バカじゃなかろうかと思われたらしいが。一部の期待(?)した破滅説は現実のものにはならなかった。

3大投資家の予測的中度

さて、今回は年の前半が終わったところで、世界を代表する著名投資家が新年に予想した相場予測をひっぱりだしてみた。

まずジョージ・ソロス氏。年頭のウエブサイト「マーケット・リーダー」によると―。

「原油の急落、欧米の経済制裁により、ロシアはデフォルトに近付いている。その場合は1998年の再来かそれ以上」。

次にウオーレン・バフェット氏。バークシャー・ハサウェイ社は昨年末に石油関連の投資を拡大した。子会社を通じシェールガス開発の使用される化学事業を買収。また石油の商社チャーターブローカレジも買収した。エネルギー関連の株安をチャンスと見ている。

三番目はジム・ロジャーズ氏。「実物資産の“金”を持つべし。投資対象はロシア」。金は1000ドルを下回ったら買い。ロシアはルーブルが原油安を機に急落したが外貨準備は巨額(3602億ドル)で支払い能力は高い。原油の安い期間は永続きせず屈指の投資対象だ。」

ギリシャ・中国の次はロシア

ロシアについてソロスvsロジャーズの対立が目立つ。現実には―。

ロシア国債のCDSは2月の630から347でこれは信用力を示す。マル、だが、株価の方はRTSは5月の安値1150が最近859でバツ。ルーブルは対円で2・11円で昨年は2.8円、98年には17円近辺だったからバツ。

成長率は今年第一・四半期でマイナス2・2%。IMFによるとマイナス3・8%の通年マイナス成長予測。失業率は6月5.4%が前年同月4・8%。しかもプーチン大統領は内務省職員を11万人も解雇すると25日に発表した。全部、バツですな。ただ、プーチン支持率は89%!信じられないがなあ。

まあジム・ロジャーズ氏はソロス氏とは視点が違うのだろうが、どう見ても、ギリチュウのあとはロシアくさい、原油価格もフシメの50ドルを切っているし。ソロス予測がどうも正しそうだ。

金は大底圏

金価格は。10営業は連続安で24日には1085ドル。他の商品もみな安く、ロイターCRB指数は209。これはリーマン・ショック後のどん底時の水準で、当時のNY株価は7000ドル割れ。株の方は1万1000ドル上昇したが、ここまで下がると世界不況とかいう言葉が頭をよぎる。

ドル高に反応したヘッジファンドのプログラム売りが、金価格の下げ相場に拍車をかけている。私も金は大底圏と見ており、そういう時には下げの方の行き過ぎが起きるものと思う。しかしFRBの利下げ→ドル高はまだこれから。

NY株、NY債券共に今後とも安そう。資源関連も少なくとも目先はAダメくさい。

バロンズが日本株を押した

となると日本株。先週に週刊版「バロンズ」誌がカバーストーリーで「日本の優良株は買い場」と推奨した。具体的にはソニー、日立、NTT、三菱重工、三菱UFJなど。

また「バロンズ」日刊版では防衛関連に注目。銘柄としては川崎重工、新明和、東京計器。

東芝と安倍長期政権への疑念はあるのだが、世界の機関投資家が買うとしたら日本株だろう。だから私は強気の見方を変えない。

 

映画のセリフから。

小さな船で鮫退治に出かけるが、水面にガバッとサメが現れて署長のブロディだけが巨大さに唖然とする。そこで「もっと大きな船が必要」とつぶやく。このセリフは米国では慣用句になっていて、想像しなかった大事件が発生したときに「もっと大きな船が~」という。私もパーティなどでよく聞いた。このセリフがまた飛び交う日が来ませんように、桑原桑原。

 

映画「ジョーズ」とソロス、バフェット、ジム・ロジャーズ(第784回)

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