「 マーケットEye 」 一覧

【上級者向き】きな臭さを増す中国の軍事情勢、トランプ氏は早くやめてほしい

南シナ海支配に焦点を当てて装備増強、人事を一新 1年半前、中国人民解放軍は30年続いた七大軍区制を改変し、東西南北中(麻雀みたい)の五つの区域別「戦区」ごとに人民解放軍と武装警察の統合作戦指揮組織を置くこととした。人民解放軍には陸・海・空3軍のほかにロケット軍・戦略支援部隊があり五大軍種と呼ばれる。これに治安維持の武装警察が付随して強権的な政治をバックアップしている。 共産党支配下の中国は

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【上級者向き】連休が怖くて株を売る人たち

金正恩より統率力が低くて金正恩以上に激しい言葉を使い始めたトランプ氏 一昨日ワシントンポスト(WP)が米政府系調査機関の分析として、北朝鮮が最大60発の核弾頭を保有し、1年以内にミサイルへの搭載が可能になるとの記事を掲載した。同紙はけして北朝鮮の肩を持つような存在ではなく、正しい情報を公開することが衆知を集めて正しい結論に至る道であるという、筋目の正しい新聞だ。しかしこの時期にこういう記事を載せ

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【上級者向き】改造内閣で見えたことは「当分解散はなし」

お友達色を一掃、かきくけこ人材の登用が目立つ 昨日は築地場外市場で火事があり、筆者もご近所の野次馬として見に行った。夕5時の出火から15時間燃え続け、銀座から新橋にかけて薄い白煙が広がっていた。火元付近の店員は出火1時間ほど前から焦げた臭いがしていたと言っており、建築後50年超の木造家屋が密集している地区なので、表に出ていないところで漏電した疑いが濃厚だったが、夕方のニュースでは、ラーメン店での

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【初・中級者向き】映画「突然炎のごとく」と内閣改造と今後の政局

  2017・8・6 7月31日、89歳で亡くなったジャンヌ・モローさんを偲んで、フランソワ・トリュフォ監督の1962年の名作をDVDで観た。 オーストリアの青年ジュールはモンパルナスでフランス人のジムと知り合い、文学という共通の趣味を通じて無二の親友になる。二人はカトリーヌという女性と知り合い、同時に恋に落ちてしまう。「美人でも聡明でも誠実でもないが、すべての

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【上級者向き】決算は日本は好調だが米国は今一つ

ドル安債券高に支えられている米国株価 225構成銘柄の入れ替えがあり、昨日から新しいベースの集計となった。早くも113社、時価総額ベースで54%が発表を終え、残る大物は総合商社、通信大手にトヨタというところまで進んでいる。本日は三菱商事、丸紅、ANAがあり、本日終了時点で60%が発表済みとなるため、ほぼ大勢は決したことになる。 113社の四半期純利益合計は3兆8485億円、前年が2兆605

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【中・上級者向き】 投資の羅針盤 上場企業の新陳代謝促進を

最近の企業不祥事関連のニュースを聞くにつけ、東証の上場廃止基準はどうなっているのかと、その運用方針に疑念を抱かざるを得ない。同時に、上場維持に心血を注ぐ企業の経営戦略にも理解できないところが多い。 いくつかの具体例を基に、問題点と解決策を模索してみたい。 企業側の都合で簡単に延期される決算 東芝をはじめ、監査法人との対立などで監査証明が得られないために、決算発表を延期する企業が続出してい

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【初・中級者向き】映画「関ヶ原」とペンス副大統領の意外な行動

  2017・7・30 司馬遼太郎さんの大作のひとつで、590万部を売った国民的ベストセラーの映画化。岡田准一が石田三成、役所広司が徳川家康という配役も面白い。三成を、正義を信じ純粋すぎる武将、家康を天下取りの野望に燃える武将、という対極に置いて司馬史観で物語が展開する。つまり太閤秀吉が天下を取った術を「利害を持って説くだけで正邪ではなかった」。秀吉が統一して13年、

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