「 アナリスト 」 一覧

いよいよガラスの城が崩れる

米中会談、重要課題はスルー、しかしイラン停戦では利害が一致 米中首脳会談が終わった。大国の首脳同士の訪問においては双方のメンツを立てるのがお約束である。譲れない核心的課題はスルーして、互いの手柄になる合意だけ華々しく伝える。今回、3つの課題があった。イラン、貿易通商、台湾だ。 イラン問題での合意は見えていた。しかし政治指導者らの大半が殺害され一方的にボコられたイラン側としては、形だけで

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ポスト・イラン戦争を視野に、米景気後退を警戒

最初にイラン戦争ここまでのおさらい 23年10月のハマスの大襲撃以来、イスラエルは恒例の10倍返しの反撃(再度の攻撃を思い止まらせる意図)に出ている。ハマス本拠のガザ、ヒズボラ本拠のレバノン、フーシ派本拠のイエメンに大打撃を与え、25年6月はイランに巨大爆弾を落として核施設を破壊、政府と革命防衛隊首脳47名を暗殺した。昨年末、イラン国内では従順だった一般市民も含めた大抗議デモが起きたが、革命

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イラン戦争、異常事態を永続前提で考えないように

ホルムズ海峡の封鎖は長く続けられないのでは 最高指導者ハメネイ師の暗殺から政権転覆を目指した作戦を、米国とイスラエルは共同で実行中である。費用対効果、および過去の実績があまりに悪いので、米国がイランに地上軍を派遣することはあるまい。よって両国の作戦行動は軍事施設等の破壊と現政権および革命防衛隊・国軍の幹部の暗殺に集中するだろう。 現時点ではほとんどの長距離兵器は消費または破壊されたため

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高市自民党圧勝は単なるハプニング

当事者も予想しなかった自民党の大勝 衆議院選挙は465議席中316を自民党が獲得する歴史的大勝となった。議席数が512だった中曽根政権時代を上回る。メディアは自民党支持というより高市早苗個人に対する有権者の支持が強く、内閣支持率が素直に投票に結びついたと論評している。予想が外れたから言うわけではないが筆者は違うと思う。 今回は政策イシュー、争点と呼べるものはなかったが、高市首相は自分に

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世界はサプライズに満ちている

ベネズエラ大統領拉致も衆議院解散も事前に予知不能 株式市場に限らず、商品の価格は大なり小なり売り手・買い手が想定する未来の状況を織り込んで形成されている。メディアや評論家もこれに参加し、特に相場商品の世界では、予想自体を専門とするアナリスト等の人物が様々な意見を提供している。とりわけ年末には来年の見通しに対するニーズが盛り上がる。 しかし現実の世界は、我々の頭脳がカバーできる範囲をはる

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生成AI一極集中からのバックラッシュが始まる

データセンター投資競争に狂奔した大手プラットフォーマー OpenAIがChatGPTを発表したのが22年11月、23年1月には世界的脚光を浴びるようになった。その後、産業界、証券界にとっては生成AIなしでは夜も日も明けぬという状態が今日まで続いている。もちろん筆者も早い時期からその将来性については大いに注目し、将来のビジネスモデルがどうなるか考えてきた。しかし、現実に起こった展開は、想定外の

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米国景気が大きく悪化する公算

生成AI関連の資産効果と設備投資に支えられている米国経済 米国はK字型経済と言われている。富裕層は株高、暗号資産高などの資産価格上昇に反応して消費を拡大させているが、中低所得層は物価高に所得増が追い付かず、消費は伸びない。政府機関閉鎖が終わり景気拡大に向かうという説があるが、経済の静脈に当たる部分で、直接成長に関するものは少く、正しくない。 現在米国景気は好調に見えるが、9月までの財政

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