投資に強くなる投資家メディア【ジャイコミ】個人投資家を目指す人、投資に強くなりたい人のマーケット情報配信中
2019/02/18 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
デフレと金融不安が生んだ史上まれに見るタンス預金の膨張 週末の日経に昨年末、市中で越年した1万円札は102兆1872億円と報じられていた。前年比3.5%増、10年前からは37.6%増である。お札は本来取引が主目的であり、タンス預金などの退蔵用というのはそれほど多くないはずのものだ。利息は付かず、盗難のリスクがあるからだ。常識的に言って多額の現金を持っているケースは、ほとんどが資産家の脱税目的か、
続きを見る
2019/02/14 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
おかしなシナリオで相場を振りまわす連中が跳梁跋扈している 今後の各種イベントと過去の株価や為替の変動パターンから、筆者が思い描く今後4-5か月間の株式市場のイメージを書いてみようと思う。自分が納得できたこと以外、世間のコンセンサスは無視する。過去の経験では、へそ曲がりな筆者の意見が大方の見方と一致した時は大きく外れることが多かった。これは危険シグナルであり、ともに強気だったら読者はもう株を買うの
2019/02/12 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
バリュエーションが割安なのに手が出ない理由は 正直なところ、我々はお馬鹿さんである。よほど気を付けていてもやっぱり馬鹿なことをやらかしている。日常生活で「しまった」と思ったことがない人はまずいない。それはまだましな方で、自分がしくじっていることに気が付いていない本物の馬鹿も少なくない。これは行動経済学(理論経済学の対立的概念で、頭の中で理想化された人間行動から予想される結果と、実際の結果の差異に
2019/02/08 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
数字を作りに行った公算強いSBG、額面通りに評価できず 6日の決算発表は注目度でトップを争うトヨタ自動車とソフトバンクグループ(今後表示は新規公開9434の方をソフトバンク、親会社の方はSBGで統一したい)が重なった。筆者の感想はどちらもびっくり。トヨタの決算は実は非常に良かったのだが、無理やり赤字を作って減益にした。やりくりして微増益を取り繕うという小手先の技でなく、当社はこんなに余裕があるぞ
2019/02/05 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
月末に米朝会談と米中貿易交渉の期限、月明けは3・1独立運動100周年 朝鮮戦争はまだ終わっていない。日曜夜のNHKの特集番組を見た人は判ると思うが、朝鮮戦争とは社会主義政権による半島統一を目論む青年指導者金日成の政治的賭博だった。48年の建国以後、彼は何度もスターリンに対し軍事支援を要望したが、ソ連自身も打撃は大きく極東の革命勢力支援の余裕は乏しく、しばらく自分の力で頑張れと繰り返した。
2019/02/01 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
1-3月の大幅悪化を見込む企業が多い 決算発表が急ピッチで進んでおり、225銘柄は週末時点で時価総額の43.0%が発表済みとなっている。今回対象となった10-12月期に限れば、純利益合計は27973億円、前年同期比で29.9%の減益となっていた。筆者自身もそうだが、前年比で3割減益と聞いて驚いた人が多いのではないか。 この期のドル円は3か月平均で112.8円。前年比でほとんど横ばい。グロー
2019/01/29 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
1-3月の大幅悪化を見込む企業が多い 225銘柄のうち本日発表があったのは4社、30日は17社、31日は42社、1日は18社ある。週末時点では92社が発表を終え、時価総額が大きい輸出産業や商社の比重が高いため、全体のほぼ半分が完了となり10-12月期の概要はほぼ固まることになる。 現時点で確認できた範囲では、電機部品、機械、自動車部品などにかなりの減額修正が生じている。発表を終えた15社の