「 マーケット通信 」 一覧

【上級者向き】くすぶる中国懸念、それでも資金は利益を求めて動く

来年も投機資金の退潮続くが、株価は意外に底堅いだろう 現在、世界のマーケットの中で一番ホットなのは米国債券市場である。2年と5年の利回り逆転が景気後退の前兆ということで注目されているが、最もアクティブな10年国債は1か月前利回り3.25%まであったが直近2.88%まで下がっている。相場の動きは事実だが、理由付けはフェイクだと筆者は固く信じている。 巨額なポジションを投じるマクロ系のヘッジフ

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【上級者向き】米中会談は執行猶予3か月の関税引き上げ判決、市場の反応は間違い

中国が対米貿易で小幅譲歩して即時増税を回避しただけ、米国の強硬姿勢は不変 注目のG20後の米中首脳会談は、大枠ではほぼ下馬評通りの結果と言えよう。米国は中国に非があると思っているから自分から譲歩するはずはないが、予定通り1月から関税税率を25%に上げてしまうと各国首脳が集まった機会に大・中国のトップに赤恥をかかせることになり、株価急落でクリスマス商戦に悪影響が及ぶから、中国から見返り条件提示の代

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【上級者向き】山羊座の土星が暗示するフラストレーションの増大

古い時代の終わりと新しい時代の到来を暗示 西洋占星術(アストロロジー)に限らず、占いや霊感、気功などは現代社会において理論的裏付けのないエセ科学として扱われる一方で、各国のリーダー層から絶大な信奉を受けているのも事実である。純粋科学であれば反復的実験により「Aという前提ならば必ずBという結果になる」ことを証明できるが、これらはその関係性が不明確なため、せいぜい確率論的にその傾向があるらしい、程度

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【上級者向き】12月の米国株に急落懸念

トランプ発言に乗じたヘッジファンドの債券・株式買いが裏目に 米国株が弱い。堅調だった株価が大引けにかけて急速に値を消すパターンは、ポジションを多く持つ投資家が換金売りに出ているケースが多い。そもそも直近の米株リバウンドは、米中会談で和解が成立するという根拠レスの理由であり、トランプ氏が利上げに反対しているからもう来年は心配無用とヘッジファンドが債券買いを再開させたことも押し上げ要因になっている。

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【上級者向き】2018-20年は信賞必罰の時代

とりあえず明るい面だけ見て行く時代から責任追及の時代に 振り返ると昨年の冬至は占星術上大事なことが起きていた。この日から山羊座の1か月が始まるが、天空上で太陽と土星が重なった。山羊座の支配星は土星、つまり地元で相撲が取れる時期で、土星が山羊座にいる期間(2020年末まで)は土星の持つ個性が社会現象に強く表れやすい。土星は凶意が強く、制限、圧迫、忍耐、責任、損失計上、支払い請求などの暗示がある。反

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【上級者向き】グレート・キャリートレード時代の終焉

超金融緩和に過剰対応したポジションの巻き戻しが進行中 キャリートレードとは、低利回りの資産Aを売り(借りて売却も含む)そのお金で高利回り資産Bを買い持ちすることで、保有期間中の利回りの格差を得ようとする取引のことである。リーマンショックのほとぼりが冷めた後、世界中の投資家(日本人を除いて)がその行動を取った。短期金利はほとんどゼロ、インフレ率を差し引けば実質マイナス金利で、投資物件さえ間違えなけ

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【上級者向き】来年の米国株は相当下がるのを覚悟すべし

共和党の苦境が一段と進んだという理解が適切 先週は異例の注目を集めた米国中間選挙とFOMCが重なり、コメントする立場の人々にとっては超多忙だったはず。筆者は中間選挙が盛り上がるとは思わずに短期の海外旅行をセットしていたが、囲碁に岡目八目という言葉があるように、時々視点を変えてみると大局的状況が普段よりよく見えてくるものだ。 グローバル投資家の立場で見ると日本の存在感は従来に比べ非常に低下し

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