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2018/07/18 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
素直にFRBの方針を信じれば、今の為替相場は理解しやすい ドル円が非常に強い。7月上旬は110円を固める動きとなっていたが、111円台に乗せたところから特段の材料も見当たらないのに上げ続け、本日は朝から113円台に乗せてきた。従来、ドル円と米長期金利の連動性が注目されてきたが、最近で一番円高だった3月26日(104.64円で当然その日の株価は安値だった)と昨日とでは、米10年国債利回りは2.86
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2018/07/12 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
安倍政権に財政再建が望めず、インフレ率引き上げしか道がない 東短リサーチの社長兼チーフエコノミストの加藤出氏は、5年前に亡くなった先代で同じく著名金融アナリストだった創業社長の御父上の跡を継いだのだが、日銀ウォッチャーとしては多分筆頭格と見てよいと思っている。大手調査機関のバックアップなしにハイレベルかつ格調ある分析をし続けることは至難の業であり、筆者も声援を送っている。加藤氏は直近のレポートで
2018/07/09 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
安値からの切り返しの動きで判定できる 筆者の認識では現在は3月26日に始まった中期サイクルの終盤もしくは新しいサイクルの序盤にあり、投資タイミングの急所にあるといえる。前回述べたように7月5日安値は中期サイクルのボトムの要件を満たしており、その後新たな中期サイクルの上昇局面に入ったと観測されたならば、通常であるなら上昇は2ヵ月続くから、一転、強気スタンスになるべきことになる。 もし7月5日
2018/07/05 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
過去1か月では225の買い、TOPIX売りが鮮明 先週の投資主体別動向が発表されたが、外国人は現物先物合計で6843億円の売り越しだった。その前の週が8528億円の売り越し、今週が本日までに推定1兆円の売り越しだから3週合計でほぼ2兆5千億円の大量売り越しである。このペースは1月2週からの12週間で累計9兆3864億円売り越した際の平均7822億円ペースにほぼ等しい。 この時の先物売りが2
2018/07/02 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
2015年の株価崩壊以後のボロが出始めた中国経済 年の後半入りした本日は、資金需給から見て大幅安は非常に考えにくい状況だった。月末までに約5兆円の配当金が株主に支払われ、4-6月が円高・原油高で推移していたため日銀短観が冴えなかいことは想定内。それでも主力株から軟調に始まったことで、筆者がまず想像したことは産油国系国富ファンドによる換金売りだ。 原油価格はかなり上がったが諸国の財政赤字はま
2018/06/28 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
トランプ氏の馬鹿げた通商政策と原油の急騰を嫌気している 18日以降東京市場ではかなり大量の外国人売りが入っている。筆者の計算では本日までに現物先物合計で約1兆5千億円に上る。TOPIXは15日の1789から26日の安値1711まで下落、そこで踏みとどまって本日1727である。最近報じられているように225にはインデックス吊り上げを狙う向きの値がさ内需株(ユニクロや資生堂など)買いが入ったためそれ
2018/06/25 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
なぜ財政最悪の日本で金利も上がらず通貨が崩れないのか 21世紀に入ってからのノーベル経済学賞で、一番注目されているのは行動経済学(英語ではBehavioral Economics)の分野で、02年のダニエル・カーネマン、13年のロバート・シラー、昨年のリチャード・セイラーと、この分野が産声を上げた70年代からの創業メンバーと言える有力学者が続々受賞している。 筆者は、行動経済学という言葉は