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木村喜由のマーケットインサイト
2014年10月号
波乱の10月来たる、買い急ぎは厳禁
2014/10/14 | マーケットEye マーケットインサイト, 木村喜由
日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 ついに米国市場の弱気転換が始まったのかもしれない。現時点ではNYダウは9月の最高値から4.6%下げただけだが、主要指数で最も動きが強かったNADAQは7.3%の下落である。米国経済の回復によってFRBの金融政策転換の方向性は明らかだが、米10年債利回りは過去3年で最高だった1月の3.06%から年初来最低の2.285%に低下しており、米国以外の経済悪化が原因と
投資の羅針盤
リッキャップCBで株主還元促進を
日本個人投資家協会 副理事長 岡部陽二 「リッキャップCB」と呼ばれる転換社債を発行する企業が増えている。 昨年1年間の発行額が5件、1,050億円であったのに対し、本年1~6月の発行は東レ、ヤマダ電機ほか5件で2,700億円となり、その後もカシオ、アデランスなど3社の発行が発表されている(表)。 これは、転換社債型新株予約権付社債(CB)を発行すると同時に、発行代わり金の一部ないしは全
木村喜由の『マーケット通信』
日経225は先行き15000円割れも
10月いっぱいは買い急ぎ厳禁
*木村喜由のマーケット通信は今後、有料記事で掲載予定です。サンプルとして無料公開しています。 先週は多事多難な一週間だった。 米国では国内初のエボラ患者出現でミニパニック、欧州ではECB会合結果が期待外れで暴落、おしまいは米国雇用統計が市場予想を大きく上回りドルと株価が急伸。東京市場は、ドル円110円達成感からくる利益確定先行ムードの中でこれらのとばっちりを受ける格好で激しく動いた。
無借金経営はいい会社?
貸借対照表を読み解く①
金融リテラシー講座「投資のための財務分析」第4回 フィナンシャル・アドバイス代表 井上 明生 個人投資家の皆さんは貸借対照表(バランスシート)には縁が薄いかもしれません。個人だけではなく投資家は損益計算書の数値に一喜一憂するのですが、同時に発表されている貸借対照表は見ていないのではないでしょうか。 しかし、貸借対照表には投資のための大事なヒントが示されています。 それではまず貸借対照表
こんな金融商品にご用心
実は高いクラウドファンディングのリスク
未公開株の解禁は時期尚早【下】
楠本 くに代 金融消費者問題研究所代表 前回、英国の金融規制機関であるFSA(現FCA)が、かねてよりクラウドファンディングのリスクについて警告してきたことを紹介しました。 その内容を少し詳しく見てみましょう。 『クラウドファンディング━あなたの投資は守られているか』 ◇クラウドファンディングは、ビジネスにとっては資金確保、投資者にとっては投資目的で需要が増えている。 ◇資金の使