伊藤稔副理事長のコラムが5月11日の日経新聞に掲載されました
『日本経済新聞』2016年5月11日の夕刊に、日本個人投資家協会の伊藤稔副理事長がコラム「十字路」で「解は財政出動にあらず」と題した原稿を寄稿しています。
要旨は以下の通りです。
・世界経済の牽引役である米国経済が減速する中、世界経済の浮揚に向け各国が協調し財政出動することへの期待が高まっているが、英独が態度を明確にしていない。
・ドイツは第一次大戦後に起きたハイパーインフレの経験から財政出動には慎重。経済の活性化は構造改革による生産性の向上により達成すべきであると考えている。
・海外のアベノミクスに対する評価は厳しい。「第三の矢」である成長戦略(構造改革)は「まだ的に命中していない」と指摘されている。アベノミクスを再活性化させる手立ては財政出動ではない。
関連記事
-
-
レーニンの封印列車と、習近平中国国家主席の台湾進攻の時期(第1097回)
このブログの読者の皆様は、レーニンなんて名前を聞いたことがないという 向きもあるかもしれな
-
-
太宰治「斜陽」と米国製造業。関税は妙薬になるか?
2025・5・11(第1272回) <アマゾンより> この題が必要なので使った
-
-
映画「影なき狙撃者」と中国の戦争準備、そして「まだまだトランプ」(第1036回)
1962年公開のこの映画は、翌年のケネデイ大統領暗殺事件を予告した作品として、再評価されたことで
-
-
ベートーベン「第九」と日米のグレートローテーション(第992回)
年末になると方々で演奏される名曲中の名曲。最近、NHKでベートーベン の健康と絡んだ番組を観て新し
-
-
「資産運用立国」はカケ声だけに止まるのか。「金利のある世界」をもっと高度利用すべき。まだイケる銘柄5つ。
2024・7・14(第1229回) 入院して早くも5週間。運動出来ないのと、病状の治り方のペ