トランプ大統領誕生の予測的中!長谷川慶太郎理事長の9月有料記事を公開!

公開日: : 最終更新日:2016/11/24 マーケットEye ,

長谷川慶太郎の9月7日投稿ジャイコミ会員向け有料記事を公開。

長谷川慶太郎の時局分析~No5~アメリカが「世界の警察」を辞める日

「反乱」は今年各地でみられました。

アメリカでは過激発言で物議を醸しているドナルド・トランプが大統領選の共和党候補になりました。民主党のヒラリー・クリントンの圧勝だと思ったら大間違いだと思います。トランプになると思いますよ。
EU(欧州連合)離脱もまさかイギリス国民が選択するなど誰も予想していなかったことでした。日本の都知事選も自民党に「反乱」した小池百合子氏を有権者が支持したのです。

来年はドイツ、オランダで総選挙、フランスで大統領選が行われるなどヨーロッパで選挙が続きます。ヨーロッパは大きく変わるでしょう。EUの枠組みが崩壊することも想定されます。

アメリカのトランプ、そして欧州の変化。これは日本にも軍事的な変化をもたらすことでしょう。
5月の伊勢志摩サミット前、安倍首相は欧米を歴訪しました。その際、NATO(北大西洋条約機構)との協力を確認しています。

051019-N-5088T-001 Persian Gulf (Oct. 19, 2005) Ð An F-14D Tomcat, assigned to the ÒBlacklionsÓ of Fighter Squadron Two One Three (VF-213), holds in the landing pattern with its tailhook down after conducting a late evening mission over the Persian Gulf region. VF-213 is assigned to Carrier Air Wing Eight (CVW-8), currently embarked aboard the Nimitz-class aircraft carrier USS Theodore Roosevelt (CVN 71). U.S. Navy photo by Lt.j.g. Scott Timmester (RELEASED)

よく指摘されるようにアメリカは「世界の警察官」の座から降りようとしています。トランプが提起している「米軍の駐留している国はもっと防衛費をたくさん出せ」という議論にそれは表れています。

ですが紛争は起きる。それを解決する力を持った組織が必要です。それがアメリカ、イギリス、ドイツ、 フランス、日本、イタリア、カナダの先進7カ国(G7)なのです。再来年になったら現実となっているかもしれませんよ。NATOの拡大が。欧州の国以外ではアメリカだけがNATOに入れるのではなく、他の地域の大国も入っていいという形で。

つまり日本も入れということです。G7各国の軍隊をもって、それでNATOを強化・拡大するという構想が出ると私は見ています。それがまたトランプの論戦と一致します。

★ このレポートは経済環境および投資判断の参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的として作成したものではありません。投資の最終決定はご自身の判断でなさるようにお願いいたします。

★ 内容に関する一切の権利は日本個人投資家協会にあります。事前の了承なく複製または転送等を行わないようお願いします。

関連記事

今井澈のシネマノミクス

「老人と海」とFRB利上げ以後の意外な展開

ヘミングウエイのこの中編小説の傑作はノーベル賞受賞の対象となり、今でもよく読まれている。映画もスペン

記事を読む

鉄鉱石の安値更新が暗示する中国の不況

日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 Vol1352(2015年11月26日)  

記事を読む

今井澈のシネマノミクス

ベートーヴェン「クロイツエルソナタ」とこれから始まる好循環、外人機関投資家の5G関連買い開始、そして「倒習」の現実味(第1013回)

 ベートーヴェンの最高の作品の一つ。1803年にこの曲で初演されたのは5月24日。このブログの日付

記事を読む

木村喜由のマーケット通信
追加金融緩和で株の潜在リターンは低下
GPIF買いも当面期待薄

*木村喜由のマーケット通信は今後、有料記事で掲載予定です。サンプルとして無料公開しています。 日本

記事を読む

今井澈のシネマノミクス

パール・バック「大地」とハンガーパンデミックの発生と中国の蝗害(第1029回)

ノーベル賞を獲得した名作。極貧の中国の農家・王一家の30年にわたる苦闘ぶりを描いた大河小説。大河の

記事を読む

PAGE TOP ↑