「 月別アーカイブ:2021年02月 」 一覧

織田信長「桶狭間の戦い」と今回の3万円越えが通過点である理由。そして目標値(第1053回)

 1560年6月12日のこの戦いは、小人数で十倍の大軍を破り、大将の今川義元の首をとった。戦史に残る奇襲の成功である。 織田信長にとって尾張を統一し、全国制覇への第一歩となった。また徳川家康は三河で独立を回復して、信長と同盟。戦国時代の大転機となった戦いであった。  「日本外史」によると、戦いの前に熱田神宮に戦勝の祈願をこめたのち、進軍した。この時信長は神職に命じて社殿の中で轡を鳴ら

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源義経「鵯越えの逆落し」と、いま市場で起きている銘柄選別の大転換(第1052回) 

一般的には「一の谷の戦い」(1184年3月)とよばれているが、私は「ひよどり越えの逆落し」の奇襲を重要視しているので、この題にした。  私が幼いころから「平家物語」を読んで(読まされて)いたことはご存じだろう。このくだりは特に好きだった。  「義経は馬二頭を落し、一頭は足をくじいて倒れるが、もう一頭は無事に駆け下った。  「義経は『心して下れば馬を損なうことはない。皆の者、駆け

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アレクサンドル・デユマ「モンテ・クリスト伯」とまだまだ続く日米株価の新値更新、そして五つの落とし穴(第1051回) 

 このブログで「世界の十大小説」を取り上げたが、古い友人から第十一位は ?と聞かれた。  私は「モンテ・クリスト伯」と答えると「ああ『がんくつ王』だな」と言った。  小説家の中島梓さんが「黒岩涙香にケチをつける気はないけれど「モンテ・クリスト伯」と「がんくつ王」は百パーセント違うものである。言ってみれば手打ちの上湯麺(ジョウタンメン)とカップラーメンの差がある」と述べている。

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映画「サンダーボール作戦」と容易でない中東情勢とロビンフッダーたちの起こす株価乱高下 (第1050回)

 実は007ものの大ファンで、全部のDVDを持っているが、やはり初代のショーン・コネリーがずば抜けていい。脂ぎっていて男くさく、それでいてダンデイ。  だから、次のようなやり取りが大いに「そうだろうなあ」ということになる。  ボンドが悪玉の射撃の練習をしているのを見てボンドが言う。 「これは女性用の銃ですね。」 「その通りです。銃に詳しいようですな。」 「いや、女性

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