「 有料記事 」 一覧

「仮想通貨」の金商法移管は愚策の典型、投機を煽ってどうするのか

金融庁は2028年にも、暗号資産(仮想通貨)を「金融資産」として認める移管方針を固めるという。今年の通常国会で関連法案の改正を行う見通しだ。 暗号資産は現在、「通貨(決済手段)」と解釈されて資金決済法が適用されているが、これを株式などと同じ「金融商品」としようとするものである。 要は、「暗号資産で得た利益に税金が50%も課せられるのは、高すぎる。株の利益と同じように20%にしてほしい」

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高市自民党圧勝は単なるハプニング

当事者も予想しなかった自民党の大勝 衆議院選挙は465議席中316を自民党が獲得する歴史的大勝となった。議席数が512だった中曽根政権時代を上回る。メディアは自民党支持というより高市早苗個人に対する有権者の支持が強く、内閣支持率が素直に投票に結びついたと論評している。予想が外れたから言うわけではないが筆者は違うと思う。 今回は政策イシュー、争点と呼べるものはなかったが、高市首相は自分に

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問題山積の医療保険をどう改革するか ―― 6つの改革提案(下)・給付(サービス)について

限界に近づいている問題山積の医療保険について、2回に分けて提言する改革案の後編である。前号では財源について考えた。すなわち、①医療費個人窓口負担平均3割の徹底 ②保険医療費に消費税賦課 ③富裕層への金融資産課税の導入(医療保険の恒久財源として)を提唱した。 本号では、給付面(サービス)に的を絞って縮小策を提示したい。 ①OTC類似薬の保険適用除外 ②高額療養費制度の見直し ③医療保険適

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世界はサプライズに満ちている

ベネズエラ大統領拉致も衆議院解散も事前に予知不能 株式市場に限らず、商品の価格は大なり小なり売り手・買い手が想定する未来の状況を織り込んで形成されている。メディアや評論家もこれに参加し、特に相場商品の世界では、予想自体を専門とするアナリスト等の人物が様々な意見を提供している。とりわけ年末には来年の見通しに対するニーズが盛り上がる。 しかし現実の世界は、我々の頭脳がカバーできる範囲をはる

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問題山積の医療保険をどう改革するか ―― 6つの改革提案(上)・財源

  日本の公的医療保険制度は、世界的に見ても例外的な存在である。所得や職業、居住地にかかわらずすべての国民が医療給付を受けられる「国民皆保険」の権利と、②受診する医療施設を自由に選べる。この「国民皆保険」と「フリーアクセス」の両方を実現している国は稀有である。 しかも、高度な先進医療が公的医療保険の枠内で提供される。診察や手術を何カ月も待たされることもない。救急車も一部の地域を除いて無

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生成AI一極集中からのバックラッシュが始まる

データセンター投資競争に狂奔した大手プラットフォーマー OpenAIがChatGPTを発表したのが22年11月、23年1月には世界的脚光を浴びるようになった。その後、産業界、証券界にとっては生成AIなしでは夜も日も明けぬという状態が今日まで続いている。もちろん筆者も早い時期からその将来性については大いに注目し、将来のビジネスモデルがどうなるか考えてきた。しかし、現実に起こった展開は、想定外の

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個人投資家だけが損をする国、日本──オルツ問題で露呈した東証の構造的欠陥を正せ

  2024年10月11日、人工知能開発のスタートアップ企業「株式会社オルツ」が東京証券取引所グロース市場に華々しく上場を果たした。初値は570円と公開価格の540円を18.74%上回り、時流に乗ったAI議事録作成サービス「AI GIJIROKU」の急成長ストーリーで個人投資家の注目を集めた。 しかしながら、その栄光はわずか10ヶ月弱で終焉を迎えた。2025年7月、第三者委員

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