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映画「イエスタディ」と昨年10月の思い出と意外なリスク (第984回)
ビートルズの美しい曲がちりばめられた佳作。「スラムドッグ・アンド・ミリオネア」の名監督ダニー・ボイルの近作だけのことはある。脚本は「ノッティングヒルの恋人」のリチャード・カーティス。 アイデアがいい。主人公は売れないシンガーソングライターで、或る夜帰宅中に世界規模でのナゾの大停電。事故を起こしてしまい気が付くと病院のベッドの中。前歯を2本失っただけで済んだ。(ポール・マッカトニーのバイク
公的年金「100年安心」本当か
厚生労働省が8月27日に発表した将来の公的年金の財政見通し(財政検証)の問題点は、日本経済がマイナス成長に陥るという最も悲観的なケースでも、毎年0.9%の賃上げを見込むなど、試算の前提に無理があることだ。厚生労働省は「100年安心」を訴えるが、積立金はもっと早く枯渇し、年金保険料の引き上げを迫られるのではないか。 金融庁の金融審議会市場ワーキング・グループが6月3日にまとめた報告書「高齢社会