「 全ての記事 」 一覧

【上級者向き】財政悪化でドル売りムードが広がる、だが恐るるに足らず

しかしファンダメンタルズに逆らうドル安円高は一過性 ドル安円高には歯止めが掛からない。本日は午前中に日銀のトップ人事が内示され、黒田東彦総裁の留任のほか副総裁として現理事で日銀出身の雨宮氏、早大教授で前任の岩田氏と並ぶ強硬なリフレ派と言われる若田部昌澄氏が指名され、現行の強い緩和スタンスの継続が示唆されたにも拘らず、ドル円は12時半頃から一気に円高方向に振れ、105.55円まで売られた。

続きを見る

【上級者向き】あだ花だったトランプ急騰相場

米国財政悪化を嫌気、最終的には債券利回り上昇となるはず 3連休明けの東京市場は米国株の急反発に反応して大幅高で始まったが、自動化投資関連銘柄が急反発したものの低PERで質のよい重量級の銘柄が重く、TOPIXの動きが鈍かった。午後になると108.7円付近で安定していたドル円がズルズルと下げ、連動して225先物が急落していった。17時過ぎには107.5円付近まで売られて9月の安値に接近、225先物の

続きを見る

【上級者向き】過熱感解消、買い場到来だが高望みは禁物

投機筋が盛大に投げ売り、一方で企業収益は絶好調 1月12日から2月9日までに、TOPIXは7.7%下落した。ドル円は2.5円ほど円高に振れた。この間米SP500は6.0%下落しており、ドル換算すれば日米株価は同程度の下落である。しかしこの1か月間のハイライトは何といっても米国債券相場とVIX指数だ。10年債利回り自体は2.54%から2.85%に上がっただけだが、1年前から米国の投機筋が一部の機関

続きを見る

【上級者向き】適温相場期待派はノックアウトされた

ボラティリティーの低位安定を当て込んだ投資家が大やられ あまりにも過熱していたので米国の下げ相場が迫っていることは判っていたが、日本株は完全に巻き添えを食った格好。今週は4日間で推定4兆円程度の外国人売りがあった模様だが、その大半が短期売買で先物インデックスを中心に売買しているヘッジファンド、2割程度が外国投信と推測している。 6日には一時日経225が1600円安となる場面があったが、原因

続きを見る

【上級者向き】米国株式は長期のベアマーケットに入った模様

米10年債が4%に向かうならNYダウは21600を目指すことに 前回のレポートで米国株に弱気を書いた途端に大幅安となった。過去1年間の相場を仕切っていたのは基本的に短期志向のヘッジファンドなので、方針を変更するとなったら動きは速い。彼らが戦略の中核に置いていたのが米国長期債市場だったので、それが重要なチャートポイントだった、10年物利回りの2.75%を突き抜けた瞬間から動きが一気に激しくなった。

続きを見る

【中・上級者向き】株主優待のメリットをフル活用しよう

  株主優待は世界に類を見ない日本独特の制度であり、実施企業数は増加の一途を辿っている。個人投資家は優待株を長期保有する傾向があるので企業にとってありがたく、そのため個人の安定株主獲得に向けてプレミアム感のある記念優待を実施したり、長期保有株主の優遇を打ち出す企業も増えている。 3月は決算期末で株主優待の権利を確定する企業が多い。したがって2~3月は株主優待を見込んでの長期投

続きを見る

【上級者向き】日本の事情に関係なく外国投機筋が売っている

米国債が示すヘッジファンドの戦略転換 直観的には米国株は天井を付けたのではないか。以前から書いてきた通り、外国の大手ヘッジファンドは昨年2月以降、米国デフレシナリオを振りかざして米国長期債を盛大にロングし、併せて円買いドル売りのポジションを組んだ。同時に為替の影響を読んで米国株はロング、日本株先物はショートで臨んでいたはずである。 6月頃からは別のファクターで動く投機筋が参入した。半導体の

続きを見る

PAGE TOP ↑