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映画「太陽がいっぱい」とNY株式市場に予想外の悪材料。一方、日本株は上昇基調を維持。「夢」のある大材料も。(第1131回)
アラン・ドロンのデビュー作で、この作品で大スターになった。 貧しさゆえに超大金持ちのドラ息子にゴマをすり、みじめな毎日。ついに殺人を犯し、サインを真似て大金を手にし、ドラ息子の美人のフィアンセを手に入れる。 ところが、船のスクリューに絡まった針金の先に死体が見つかり、一転して主人公のトムはどん底に。 NY株式市場の下げが、いつ、どこで下げ止まるか、という質問が多い。
コロナ禍下で露呈した 医療の責任不在と非効率、その修復に向けて
前号・前々号では新型コロナの重症患者を入院治療する病院の体制を見てきたが、発症当初の受診窓口となり、軽症者の治療を担うクリニック(歯科などを除く一般診療所)の医療提供体制は、病院以上に集約化の機運すらなく、まさに“非効率”の塊となっている。ようやく、緒についた「かかりつけ医」制度とその前提となる一般クリニック集約化の重要性について考察したい。 「発熱外来」指定による受診クリニ
基本の話by前田昌孝(第8回)
2022/09/01 | 無料記事 つみたてNISA, マーケットエッセンシャル, 前田昌孝, 基本の話
<金融教育を国家戦略に?> 新聞に新しい資本主義の実現に向け、金融庁が金融教育を国家戦略にするように提言するという話が出ていました(日本経済新聞8月30日付朝刊)。金融機関が手数料稼ぎのためにおかしな金融商品を売りつけることが多いから、注意喚起をするというのでしょうか。話の流れからみると、どうもそんなことではなさそうです。 日本証券業協会は1960年代から3年に一度、「証券投資に関す
続映画「レッド・クリフ Ⅰ、Ⅱ」と中国のバブル破裂によるダメージの大きさ、対中依存のリスク。それにゴールデン・クロス(第1130回)
前回に引き続いて、中国経済の苦境を述べる。 チャート1に示した通り、つい12年前には2桁だった実質GDP伸び率は、2022年第2四半期でたった0.4%。恐らく現実はマイナス成長だったのだろう。 当然、失業率は高い。中国全体の都市の失率は5%台。しかし6月の16〜24歳の若年層の失業者は19.3%、5人に1人である。 経済成長の減速のひとつの理由は「清零」。つまりゼロコロ