映画「ゼロ・ダーク・サーテイ」と長期では日経平均5万円の目標を私が掲げる理由(第1054回)
面白い題だが、米国軍隊の俗語で、「未明」を意味する。アカデミー賞を含む60の賞を受賞した 名作である。監督はキャサリン・ビグロー。 あの911の同時多発テロの首謀者ビン・ラデインへの奇襲作戦を取り上げた。主人公のCIA分析官 マヤ(ジェシカ・チャステイン)が主人公。2003年にパキスタン支局に配属され、2011年5月2日、 ビン・ラデイン殺害までの活動を描いている。
下がり続ける賃金を反転させるには
日本人の年収は過去30年間にわたりほぼ横這いで、まったく増えていない。これに対し、米国や英国、EU主要国の国民の年収は30年間で3~4割は増えている(図1左)。このグラフをつくづく眺めると、長期化するわが国の惨状に唖然とするほかない。 「1人当たりのUSドルベース年収」は、賃金だけではなく、〈年金や投資収益などを含んだ国民の名目所得〉をドルベースで指数化したもので、ほぼ一人当たりの実質国民総
織田信長「桶狭間の戦い」と今回の3万円越えが通過点である理由。そして目標値(第1053回)
1560年6月12日のこの戦いは、小人数で十倍の大軍を破り、大将の今川義元の首をとった。戦史に残る奇襲の成功である。 織田信長にとって尾張を統一し、全国制覇への第一歩となった。また徳川家康は三河で独立を回復して、信長と同盟。戦国時代の大転機となった戦いであった。 「日本外史」によると、戦いの前に熱田神宮に戦勝の祈願をこめたのち、進軍した。この時信長は神職に命じて社殿の中で轡を鳴ら
金利が上がれば株価は下がる
日経平均株価が1990年8月以来30年6カ月ぶりに3万円台に乗せた。国民の多くは「経済実態から考えて株価が異常だ」といい、証券会社の幹部は「決してバブルではない」という。毎度おなじみの光景だが、金融緩和であふれ出たマネーがけん引した株高であることは間違いない。景気の回復感が強まり、金利が上がれば、株価は下がるだろう。 日経平均は2月15日に3万0084円と大台に乗せ、翌16日に3万0467円