「 遠吠え 」 一覧
【上級者向き】13兆円を超える投資の待機資金
株式投資や投資信託購入の待機資金であるマネー・リザーブ・ファンド(MRF)の残高が積み上がっている。投資信託協会によると、10月末の残高は9月末を8332億円上回る13兆1774億円になり、初めて13兆円台に乗せた。問題はこの資金が再び株式市場に戻ってくるのかどうかだ。個人の株式離れはじわじわと進んでおり、若い投資家層の育成が急務になっている。 アベノミクス下の株式相場では今回のように、個人
【初~上級者向き】冬の時代を迎えるアナリスト
かつては花形の職業だった証券会社のアナリストが苦難の時代を迎えている。昨年から決算情報の先取り取材が禁止されたうえに、来年には企業に公平な情報開示を求める新ルールが適用されるためだ。欧州の新規制で証券会社が機関投資家から受け取るリサーチ費用も減りそうだ。分析力が乏しいアナリストは淘汰される運命にある。 最近、株式市場では企業の決算発表の翌日に株価が大きく動く例が増えている。発表された業績が、
【初~上級者向き】動き出す兜町再開発、フィンテックの街に
東京・日本橋兜町の再開発計画がようやく動き出す。平和不動産は第1弾として、ホールや複数の会議室を備えた高さ約90メートルの複合ビルを建設する計画だ。2021年3月の完成を目指しており、続いて第2弾、第3弾の再開発も予定している。古い体質の中小証券会社が多かった兜町も、すっかり衣替えすることになりそうだ。 永代通りと平成通りとの交差点に面する約3350平方メートルの敷地に、地上15階、地下2階
【初~上級者向き】ひふみ投信はどこまで伸びるか
独立系運用会社のレオス・キャピタルワークス(藤野英人社長)が運用している「ひふみ」シリーズの投資信託が急成長している。8月24日現在の純資産残高は、1つのマザーファンドで運用している「ひふみ投信」「ひふみプラス」「ひふみ年金」を合わせて3303億円と、昨年末の1224億円に比べて2.7倍になった。日本株投信としては「さわかみファンド」(2975億円)を抜き、「フィデリティ・日本成長株・ファンド」(
【初~上級者向き】そろそろやめどき? 日銀のETF買い
日本銀行が金融政策の一環として取り組んでいる株価指数連動型上場投資信託(ETF)の購入に、株式の投資家からの不満が寄せられている。自然体ならば下がりそうな株式相場の下げが抑制されるため、買いのチャンスが得られないというわけだ。株式相場には企業業績の好調を背景に、先高観も漂っている。市場の一角からは「やめるなら今が好機」(ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジスト)との声も出始めた。
【初~上級者向き】役員報酬、日本も高額化?
日本企業の役員報酬が高額化しつつある。報酬に自社株式を活用する上場企業は、2017年6月末時点で1100社前後と、1年前に比べて3割増加した。東京証券取引所が2015年に導入した企業統治指針(コーポレートガバナンス・コード)が株式報酬の導入を後押ししていることもあり、これからも自社株式を報酬にする企業が増えそうだ。経営陣の株価意識が高まることから、株価の押し上げ要因になるかもしれない。 日本
【初~上級者向き】逆風に強い日本企業、18年3月期は増収増益へ
3月期決算上場企業の決算発表が終わった。2017年3月期は円の対ドル相場の期中平均値が1ドル=108円と、2016年3月期に比べて12円の円高になったが、純利益が18.3%伸びて過去最高を更新するなど、逆風下で稼ぐ力の強さを示した。2018年3月期も純利益は9.2%伸びる見込みだ。電機や商社などがけん引する。株価が業績に連動するのならば、日経平均株価は2万円を超えてもよさそうだ。 日本経済新