「 木村喜由 」 一覧

FOMCを機に情勢一変、実勢悪を直視する相場に転じる

強気筋のSQ高値決済の目論見は目前で水の泡に えてして相場とはこういうものだ。日経225は23000円台を回復し、10日までの動きを見る限り「悪材料に眼をふさぎ、金融緩和と今後の回復を先取りする」戦略を採っていた投機筋の勝利はほとんど確実と思えた。だが一方で、実勢悪からドル安債券高に賭ける一派も反撃を開始、ドル円相場は8日の20時頃109.4円付近から急落し、30時間後には107

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現在は楽観が行き過ぎ、遠からず反動が来る

経済活動再開を好感、弱気筋の締め上げで投機筋が大攻勢 世界の株式市場は3月20日頃を安値に軒並み急反発しており、この75日でNYダウは46%、日経225も40%の記録的な急騰となっている。主要国のコロナ禍第一波の峠は越えており、目下は市民活動の再開に慎重だったニューヨーク市も復帰しており、気分的には楽観的に向かいやすい。しかしこれは過剰に弱気に振れた心理の揺り戻しに過ぎず、早晩こ

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週末にかけ一部利益確定を推奨

投機筋による盛大な締め上げ相場の公算、SQ後急落も 本日も大幅高となったが、前回も書いたようにここ2か月半の上げは米国主導。3月までの下げで株のリスクが増大=VIX指数が上昇する過程でリスクパリティー戦略、マクロヘッジ戦略などのヘッジファンドが大量に売っていた。その後の4-6月の経済・収益予想指標は非常に悪かった(米アトランタ連銀のGDPナウでは年率-53%!!)ため、弱気筋がど

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米国株価、超大型クラッシュの予感

金星逆行の典型的ネガティブな暗示が出揃う 5月13日から金星の逆行が始まっている(6月25日まで)。今年はすでに3月20日頃までに記録的な急落があったので(NY原油においては大幅なマイナスになる場面も)、平穏に終われるかなと思っていたのだが、どうもそうは問屋が卸さないようである。しかも悪材料は一つや二つじゃない。それぞれのスケールも非常に大きく無事で済むとは思われない

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株高はSQ決済を狙った買い仕掛けの公算大

リスクが高い状況では、強弱どちらにも理由が付けられる 日経225は3月安値から2か月半で40%高、NYダウは45%の歴史的急騰となっているが、まだ終わっていない。クライマックスはおそらく来週だ。相場は短期投資の売り方と買い方が相撲を取っているようなものであることを、肝に銘じておいてほしい。 勝ち目の多い側は徹底的に相手を不利な状態に追い込もうとしてあらゆる手段を用い

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新型コロナ、真剣にファクターXを見ろ。対策はすでにある

日本で感染者数も死亡率も低い理由は存在する 日本の新型コロナ対策が、常識的な感染症対策としては検査も隔離体制も穴ぼこだらけにも拘らず、結果として感染爆発も医療崩壊も起こらず、先進国中ではダントツの好成績であることは、世界中の専門家から不思議がられている。統計学的にも見て何も原因がないとは考えられないが、これを山中伸弥教授がテレビで「ファクターX」と呼んだことから、真剣にそれが何か

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コロナ対策は七難隠す

本来やる必要のなかった緊急事態宣言、解除で都市部の飲食店から安堵の声 本日で緊急事態宣言が解除されるが、軒並み数千、数万人単位で死者が出ている海外の状況と比較したら政府や自治体、メディアの対応は大げさすぎ、まさに鶏を割くのに牛刀を持ち出したというのが4月上旬の宣言当時の筆者の感想である。今夏の東京五輪開催に前向きだった小池都知事が、延期が確定した途端にコロナ危機を煽る戦略に転換し

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