「 マーケット通信 」 一覧

週末にかけ一部利益確定を推奨

投機筋による盛大な締め上げ相場の公算、SQ後急落も 本日も大幅高となったが、前回も書いたようにここ2か月半の上げは米国主導。3月までの下げで株のリスクが増大=VIX指数が上昇する過程でリスクパリティー戦略、マクロヘッジ戦略などのヘッジファンドが大量に売っていた。その後の4-6月の経済・収益予想指標は非常に悪かった(米アトランタ連銀のGDPナウでは年率-53%!!)ため、弱気筋がど

続きを見る

米国株価、超大型クラッシュの予感

金星逆行の典型的ネガティブな暗示が出揃う 5月13日から金星の逆行が始まっている(6月25日まで)。今年はすでに3月20日頃までに記録的な急落があったので(NY原油においては大幅なマイナスになる場面も)、平穏に終われるかなと思っていたのだが、どうもそうは問屋が卸さないようである。しかも悪材料は一つや二つじゃない。それぞれのスケールも非常に大きく無事で済むとは思われない

続きを見る

株高はSQ決済を狙った買い仕掛けの公算大

リスクが高い状況では、強弱どちらにも理由が付けられる 日経225は3月安値から2か月半で40%高、NYダウは45%の歴史的急騰となっているが、まだ終わっていない。クライマックスはおそらく来週だ。相場は短期投資の売り方と買い方が相撲を取っているようなものであることを、肝に銘じておいてほしい。 勝ち目の多い側は徹底的に相手を不利な状態に追い込もうとしてあらゆる手段を用い

続きを見る

新型コロナ、真剣にファクターXを見ろ。対策はすでにある

日本で感染者数も死亡率も低い理由は存在する 日本の新型コロナ対策が、常識的な感染症対策としては検査も隔離体制も穴ぼこだらけにも拘らず、結果として感染爆発も医療崩壊も起こらず、先進国中ではダントツの好成績であることは、世界中の専門家から不思議がられている。統計学的にも見て何も原因がないとは考えられないが、これを山中伸弥教授がテレビで「ファクターX」と呼んだことから、真剣にそれが何か

続きを見る

コロナ対策は七難隠す

本来やる必要のなかった緊急事態宣言、解除で都市部の飲食店から安堵の声 本日で緊急事態宣言が解除されるが、軒並み数千、数万人単位で死者が出ている海外の状況と比較したら政府や自治体、メディアの対応は大げさすぎ、まさに鶏を割くのに牛刀を持ち出したというのが4月上旬の宣言当時の筆者の感想である。今夏の東京五輪開催に前向きだった小池都知事が、延期が確定した途端にコロナ危機を煽る戦略に転換し

続きを見る

コロナ禍から9月入学移行は瓢箪から駒

足元の景気業績の悪さも、コロナ禍の一巡も織り込み済み ブラジルなど南半球で患者・死者の増加が顕著だが、猛威を振るった新型コロナも北半球全域で鎮静化に向かいつつある。米英の日々の死者数はまだ千人台、300人強と多いが、イタリアやスペインは100人強となり新規感染者も減少。ドイツ、ベルギー、オランダなどは50人内外となった。退院者数も増加しており、世界の累計感染者数÷退院者数は2.6

続きを見る

モデルナ社の新型コロナワクチン、朗報だが想定の範囲

来年医療従事者に届けるのが精一杯、一般人向けは早くても22年 昨晩の米国市場は急騰し、SP500とNASDAQは3月安値からの戻り高値を更新した。背景は標記の新型ワクチンの治験フェーズ1(少数の患者への投与)が非常に好成績だったこと。先日のギリアド社のレムデシビルの報道とほぼ同じパターンだが、レムデシビルが重症患者限定(せいぜい年間100万人)に対し、ワクチンの場合は潜在ユーザー

続きを見る

PAGE TOP ↑