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2019/06/06 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
メキシコ追加関税はあまり心配しなくてよさそう 一昨日の米国株式急反発の理由として、メディアはこぞってパウエルFRB議長が今後の金融緩和の可能性を示唆したことを挙げているが、当日の債券市場では金利が上がっており、理屈に合わない。むしろ関税問題の責任者であるピーター・ナバロ氏(著名な対中国強硬派)が対メキシコ関税引き上げに消極的な発言をしたことで、大きな問題に至る前に解決するとの期待が強まったのが原
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2019/06/04 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
株式市場からも富裕層からもイスラエルからも早くやめろの声が 先週金曜寄付き直前にトランプ大統領がメキシコからの全輸入品に追加関税を課すとの声明が報じられた。米墨加は自由貿易協定の締結国であり、基本的に域内貿易は非課税だったはずである。ところが米国は不法越境者の取り締まりが不十分として一方的に6月10日から5%、7月以降は毎月5%目先のずつ25%まで引き上げると宣言した。 米国の輸入額は約3
2019/05/30 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
令和に入り外国人売りは累計2兆5千億円、でも下げ渋る テクニカル分析の立場では本日の動きは重要だった。米国主要3指数が揃って5月の最安値を更新するところを、東京は14日の安値を割らぬまま午前中で安値を打ち大引けは本日最高値で引け。TOPIXは先週より10ポイント低いがすぐにも挽回可能な形で、安値圏には着実に買い物が入ってきていることが判る。 これまでは外資系の先物売りと小型株ファンドと見ら
2019/05/27 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
計算上は心配ずるより買ってしまった方がトクかも 前回書いたように、筆者は昨年12月を底とするTOPIX中期サイクルの安値を6月中に迎える公算が強いと考えているが、もし今週を堅調に通過することができれば、この想定を変更する理由が強く浮上してくる。その修正案1は、3月8日の安値1570で早めに中期サイクルが底入れしており、その後新たな中期サイクルに入っている。修正案2は、平均より1か月長い期間で終了
2019/05/25 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
排除が長引くと5G普及が遅れ、世界的な大損失が必至 筆者のスマホはファーウェイ製である。2年前に2万円台で買ったが価格も性能も素晴らしい。だが同社の本当の強みは消費者向け製品ではなく、通信インフラ系における抜群の開発力と低コストである。過去10年間の研究開発費は700億ドル・約8兆円、開発要員はなんと8万人、昨年の国際特許出願数は5405件で世界一である。 昨年の世界研究開発費ランキング(
2019/05/20 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
米中問題深刻化、中国の中程度の金融混乱を見込んで 本日の損保3社の発表をもって225銘柄の決算発表は終了した。18日の日経報道では、決算期変更を除く3月期決算企業(除く金融・新興市場)ベースでは、終わった期も今期予想も小幅減益となっていたが、筆者が集計している225採用銘柄の年度ベースでは、今年度4.1%増益となった。 筆者の予想前提はドル円は112円、金利は横ばい、原油がWTI57ドルで
2019/05/17 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
対中貿易交渉に向けて強烈な牽制球だが、米国にも被害甚大 トランプ政権が中国の通信機器巨大企業ファーウェイに対し、実質的に米国が同社の製品を買ったり、製品・サービスの禁輸措置を取ったことは、各紙で大きく報じられているが、同社は次世代無線通信規格・5Gの中核的インフラとなる基地局ではダントツの首位であり、これを米国が継続し続けた場合、米国の通信会社にとって設備投資費用が大幅に膨らむうえ、主要都市への