「 月別アーカイブ:2015年03月 」 一覧

「アナ雪」と乱高下する市場でうまく立ち回る妙手
今井澂・国際エコノミスト

今週は「パリよ永遠に」を見たが、いかにも舞台劇で、しかもジイさん二人の会話中心。出来は良かったがかつてのオールスターでルネ・クレマン監督の「パリは燃えているか?」に比べるとやはり日光の手前(イマイチ)。たまたま家電量販店の前を通ったら、あの「レリゴー」をやっていたので。 「アナ雪」こと「アナと雪の女王」は松たか子歌唱もあって日本での興行収入の全世界シェアは20%と通常の7%を大きく上回った。

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四季報の業績欄は十分なのか?
損益計算書を読み解く③

金融リテラシー講座 「投資のための財務分析」第15回 損益計算書のダイジェストは「会社四季報」(以下「四季報」)に載っています。「四季報」は株式投資には欠かせません。コンパクトですが、上場会社に関わるいろんな情報が掲載されています。 皆さんが「四季報」中で一番よく見るのは業績欄でしょうか。「四季報」の業績欄には過去3期または5期の実績数値と向こう2期の予想数値が載っています。会社の業績を簡単に

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人気銘柄で短期間に儲けようとする不勉強な投資家たち
金融リテラシーを高める教育ができるのはバイサイド
JAIIセミナーレポート理事鼎談

2月25日に開かれた日本個人投資家協会創立20周年記念セミナーのレポート、最終回は理事3人による鼎談「これからの10年・大局を読む」です。 岡部陽二副理事長(中央)、木村喜由理事(左)、大井幸子理事(右)が、生き残る投資家の極意は?金融リテラシーをどう高めるか?意見をぶつけあいました。個人投資家が集い、証券界にモノ申す日本個人投資家協会の意義が改めて浮かび上がった鼎談の一部分をテキストでお届

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映画「007/ロシアより愛をこめて」と必勝投資作戦
今井澂・国際エコノミスト

今週はディズニーの「イントゥ・ザ・ウッズ」を観たが何ともコメントしがたい迷作で、やめた。たまたまこの1ヶ月、衛星放送でショーン・コネリー主演のジェームス・ボンドものを連続して放送していたのでこれにした。封切の時の題は「007/危機一発」だったが、イアン・フレミングの原作の題通りにしたのだろう。これが一番好きだしよく出来ている。ご賛成いただけると思う。 秘密兵器ありカーチェイスあり、賭博あり、

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利益=得たお金、損失=失ったお金?
損益計算書を読み解く②

金融リテラシー講座 「投資のための財務分析」第14回 前回、損益計算書の見るにあたって次の2つことに留意するように申し上げました。 (1)損益計算書はひとつの見解であって、絶対的なものではない。 (2)損益計算書の利益(損失)と獲得したお金(失ったお金)は一致しない。   (1)について、その会社が特殊な決算をしているかどうかは損益計算書を見ただけでは分かりません。

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木村喜由のマーケット通信
日経225来期予想PERはインデックスベースで19.38倍と割高も、割安銘柄はまだある

 日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 先週金曜日(3月13日)に会社四季報、日経会社情報が発行され、新年度の業績予想が更新された。あと2週間もすれば3月期末を迎え、その後は新年度となるが、株式投資の基本が当期利益予想に基いたPERという尺度に基いており、もはやすべての投資家は来期予想PERに移行しつつある真っ最中といってよいだろう。そこで筆者も一足先に来期予想ベースで日経225採用企業のPER

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投資家保護のバランスは永遠の課題
落語「寿司処・錦湧兆(きんゆうちょう)」【下】五味廣文・元金融庁長官
JAIIセミナーレポート

2月25日に開かれた日本個人投資家協会創立20周年記念セミナーのレポートです。 冒頭で落語家「木村亭きよし」こと木村喜由理事が披露した「寿司処・錦湧兆(きんゆうちょう)」を上編でお届けしました。投資家保護を名目に煩わしくなるばかりのリスク管理を、寿司屋を舞台に茶化した落語ですが、ゲストの五味廣文・元金融庁長官が講演の前段で見事に受けてくださいました。 (五味廣文・元金融庁長官)

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