伊藤稔副理事長のコラムが5月11日の日経新聞に掲載されました
『日本経済新聞』2016年5月11日の夕刊に、日本個人投資家協会の伊藤稔副理事長がコラム「十字路」で「解は財政出動にあらず」と題した原稿を寄稿しています。
要旨は以下の通りです。
・世界経済の牽引役である米国経済が減速する中、世界経済の浮揚に向け各国が協調し財政出動することへの期待が高まっているが、英独が態度を明確にしていない。
・ドイツは第一次大戦後に起きたハイパーインフレの経験から財政出動には慎重。経済の活性化は構造改革による生産性の向上により達成すべきであると考えている。
・海外のアベノミクスに対する評価は厳しい。「第三の矢」である成長戦略(構造改革)は「まだ的に命中していない」と指摘されている。アベノミクスを再活性化させる手立ては財政出動ではない。
関連記事
-
-
「川中島の戦い」とまだ絶えないインフレ再燃と日本国債紙クズ説を検討する (第1048回)
余りも有名なこの合戦は、武田・上杉双方の作戦の予想比べの面と、信玄と謙信の直接の戦いという勇壮な
-
-
映画「北京の55日」と習近平の自国のハイテク企業叩きとチャイナショック (第1075回)
チャールトン・ヘストンとエヴァ・ガードナーそれに伊丹十三が出演した歴史 スペクタクル映画。1
-
-
「いまはフィリピン、フィリピン!!」
実録・投資セミナー海外不動産編①ジャイコミ編集部 投資セミナーに行けば、販売会社がどんな投資商品を売りたがっているのか、どのような
-
-
ミュージカル「ラ・マンチャの男」と日経平均の底値と反転とそれぞれの目標値(第983回)
このミュージカルは松本白鴎丈が染五郎、幸四郎時代から、私は5,6回観て いる。一回はアムステル
-
-
岡部陽二が新著を発刊
著者によれば、本書「国際金融人・岡部陽二の軌跡~好奇心に生きる」の印刷版はごく少数部に留め、基本的に