映画「コンフィデンスマンJP 英雄編」と信頼するベテラン二人のN Yダウ平均とNASDAQ、日経平均の底値予想。そして私の強気 (第1100回)

一週間で興行収入12億円、観客50万人を動員した大ヒット作。私は長澤まさみのファンなので、早速、観た。

大きなドンデン返しがキモの映画なので、タネ明かしは遠慮しておく。しかし充分に満足したことだけは確か。おすすめできる。

このところ、急落している米国株式市場についてお問い合わせが多い。私なりに今回ブログを書くことにした。

テクニカルアナリストとして世界的に著名な若林栄四さんの昨年12月9日の資料をひっぱり出してみた。

若林さんはNYダウの天井を3万9394ドルに置いているが、現在はバブル。若林さんのバブル超えとしている72度ラインは3万902ドル。恐らくここが止まり場、と見ているのだろう。

NASDAQの方は、チャートを見ると1万1392ポイントがバブル入り。底値はコロナ禍直前の高値9838ポイントと読める。

ついでに日経平均の方も若林さんのご意見を述べる。チャート上は3万700円台に上限があり、このレジスタンスラインはなかなか抜けない。

日経平均は、2万5635円がチャートで見ると底値。ともかく実績ナンバーワンの方だから、信頼してよかろう。

私が同じく信頼しているマネースクエアの宮田直彦さんは、NYダウはいずれ4万ドルを窺うにしても、当面はGAFAMなど

ハイパーグロース株は冬の時代に入る瀬戸際と見ている。

一方日経平均は2万5983円から2万5280円を下値に、上昇トレンド入りを予測している。

では私は。

米国株はおいしい所はすでに相当終っている。FRBが今後過剰流動性を回収するには2、3年かかる。加えて政治不安、コロナ禍は見逃せない。やはり3万ドルすれすれをNYダウの底値、と見る。

一方、日本株の方は、米国株に引きずられて6月までに、見先の安値をつける。2万5000円が底値、と私は観る。

しかし、TOPIXでみると長期で明瞭に上昇相場が見える。過度の心配はご無用。

やはり3月末の配当取りで利回りが4〜5%、PERが10倍以下、2023年3月期の見通しがいい銘柄。三菱UFJに代表する金融ビジネスがいい。相場が下げ基調の時はやはり「森を見ず、木を見ろ」である。

結論。私は強気。しかし現在はキャッシュポジションを上げ、6月のチャンスを獲ることだ。

いつもなら映画のセリフでシメるのだが、今回は主題歌の「Anarchy」(作詞作曲 藤原聡)がよかったので、その歌詞の一部を。

「抜け出せ この集団の根強い重力を (中略) 

何もない 誰も居ない じゃなきゃ怒れない」

関連記事

今井澈のシネマノミクス

映画「PERFECT DAYS(パーフェクト デイズ)」と、2024年相場を的中させる確率の高い「当たり屋」のご紹介

映画「PERFECT DAYS(パーフェクト デイズ)」と、2024年相場を的中させる確率の高い「

記事を読む

木村喜由と吉崎達彦の米大統領選の話 Part4

ジャイコミ動画の吉崎達彦さん、木村喜由さんの米大統領選のお話もPart4で最後となります。これから

記事を読む

今井澈のシネマノミクス

ドストエフスキー「罪と罰」とロシアへの制裁の現状と、見直し。日本株の今後(第1136回)

今回は題とロシアが舞台、ということだけでつけた。他意はない。 10月5日、ミハイル・

記事を読む

今井澈のシネマノミクス

映画「チャイルド44 森に消えた子供たち」とギリチューの行方
国際エコノミスト今井澂

「連続殺人は資本主義の弊害によるもの。社会主義のわが国に、この種の犯罪は存在しない」という独裁者スタ

記事を読む

今井澈のシネマノミクス

【初・中級者向き】映画「ハリウッドがひれ伏した銀行マン」と尖閣と米国

  2016・8・14 映画好きにはたまらなく面白いドキュメンタリー。主人公は

記事を読む

PAGE TOP ↑