映画「シャレード」と米国の金利見通しとNY株高。ただし中国の軍事演習の平和裏の完了の条件(第1127回)

男性の顔のコラージュ

自動的に生成された説明

私はスタンリー・ドーネン監督、ケイリー・グラント、オードリー・ヘプバーンのトリオの大傑作を思う。

いきなり、列車から放り出された男の死にがをがクローズアップされる。オードリーはその男の夫人。殺された男は、25万ドルの財産を持って逃亡しようとしてはたさなかった。

死んだ男の4人の同僚に加えて、ケイリーは謎の男として参加。意外な男が犯人なのと、なんと25万ドルが極めて高価な「切手」である、と。さらに、米国政府にオードリーが返金しようとすると、担当者はまことに意外な人物。これがオチになっている。

ヘンリー・マンシーニの音楽が素晴らしい。

今回のブログを書く前に、亡妻 扶美子に対してのびっくりする位の方々からお悔やみを、私に対する励ましの言葉を頂いた。感激、感謝。

感謝と言えば、今回のブログはSAIL代表の大井幸子さんの情報を使わせていただいた。

7月27日の政策金利の利上げの後のFRBの行動が注目されている。

大井さんの野村證券NYからの情報によると__

グラフ

自動的に生成された説明

8月41%、9月に0.5%、11月と12月に各0.25%引き上げる。

しかし、2023年第1四半期には利下げに転じる。

ただ有力エコノミストに聞くと、市場での期待を言っているだけで、FRBが米国議会に提出した資料によると、

第一四半期の利上げは予定に入っている、とのこと。

株価の方はどうだろうか。

「逆業績相場」から「金融相場」に移る時は、結構下落するケースが圧倒的に多い。いいことの反動を忘れてはいけない。

私のところに、円安が円高に転じたことを懸念する質問が多い。

ヘッジファンドに聞くと、「悪材料をあらかじめ予想して売りポジションをくんでいた向きを、現在はしめ上げている」という。

円レートの方だが、ドルの先物買いが大量に(数字は不明)あったので、しめ上げにあったというのが真相。130円まで行ったので、もう終わりだろう。

私は円安が円高にふれても、日経平均が良く維持していた方が、注目に値すると思う。

それよりも何よりも、英国のM16が発表した「ロシア、数週間以内に一時戦闘中止か」というニュースは重大である。

理由は、

①死亡したロシア軍兵士が少なくとも1万5000人。しかも少数民族中心なので、人的補充は限界がある。

②地上攻撃用のミサイルが不足している

の2つ。これが正しければ、大暴騰だろう。

ただし、条件がある。

ペロシ米下院議長の台湾訪問で、中国は大規模な軍事演習をしている。7日に無事平和裏に完了するのが条件だ。

万一、戦闘に移ったら大変だ。確率は1%もないが、

無事なら、2万8300円のフシを抜くと、とりあえず3万円以上になる。

最後に「シャレード」の名セリフでシメる。

オードリーがキスしようと迫ると、ケイリーがいう。

「それは医者に止められているんだ。」

思わずニヤリとしたのは私だけではあるまい。

ついでに、オードリー・ヘプバーンの名言も。

「私にとって最高のことは、自分と他人の欠点を受け入れられたこと。」

関連記事

今井澈のシネマノミクス

映画「おくりびと」とバイロン・ウィーン氏を悼む。改めて金への投資の有利性に注目。

映画「おくりびと」とバイロン・ウィーン氏を悼む。改めて金への投資の有利性に注目。 2023・

記事を読む

今井澈のシネマノミクス

大谷翔平の二刀流と、人口減少でダメなはずの日本で株高が発生するワケ(第1075回)

 日本人にとって最も嬉しいニュースは、エンゼルスの「オータニサン」 のホームランか勝利だ。メ

記事を読む

今井澈のシネマノミクス

映画「空白」と、恒大問題で一時的に下げた相場、そしてジム・ロジャーズの戦略第1082回)

恐らく今年の邦画のベストスリーに入るであろう傑作。主演、助演の俳優がみなうまい。作品賞、主、助演賞

記事を読む

「大回り3年」の2016年相場
ナンピン、スカンピンにならないように

日本個人投資家協会事務局長 奥寿夫 アベノミクス相場は2012年11月に始まってから3年が経ちまし

記事を読む

今井澈のシネマノミクス

映画「薬の神じゃない!」とバイデン勝利とNYと日本株の 高騰の今後 (第1039回)

映画「薬の神じゃない!」とバイデン勝利とNYと日本株の 高騰の今後 2020・11・15(第

記事を読む

PAGE TOP ↑