アガサ・クリスティー「ナイル殺人事件」と2023年の日本が明るい理由。私が注目する政府純債務がコロナ前より減少した事実。私の入院(第1137回)

何しろ今年は、アガサ・クリスティー生誕130年、名探偵エルキュール・ポアロも生誕100年。全世界で20億冊以上販売した女王が、「私が一番好きなポアロもの」と云った作品だ。

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ケネス・プラナーの監督・主演で映画化された。推理もののルールとして、ストーリーと結末は省略する。もう地方でしか上映していないだろうが、いずれDVDも出るだろう。

今回私が注目しているのは、第一生命経済研究所主席エコノミスト熊野英生さんの「2023年日本経済の『幸運』」というコラムだ。(コメントライナー 10月12日付)

要旨は次の通り。

①世界経済は2023年減速する。インフレ退治のための政策金利引き上げが主要国で行われている。

②しかし日本は2%という低インフレなので、金融緩和が続く。

③円安も続く。大事なのはこの円安をメリットに変えること。例えば輸出企業の海外子会社に留保している38兆円を日本に流通させて設備投資に向かわせる。一石三鳥だ。

私はインバウンドが開始され、2023年は悪い円安説はどこかに吹っ飛ぶと考えているが、全体として90%合意する。

ドル高円安は、実は日本の年金資産に大いに寄与している。GPIFの資産の50%が外国の株式と債券だからだ。去る3月末時点で3850ドル。2021年度の運用は10兆円あまりの黒字で、収益率は5.4%となっている。

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用資産額は、6月末で193兆126億円。全米最大のカリフォルニア州職員退職年金(カルパース)の3倍に上る。

円レートは150円に向かいつつある。GPIFの外貨建て資産は、ヘッジしていないので、7〜9月の収益は株、債券の値下がりを埋める。

私が見るところ、円安のメリットはもう一つ指摘されなければならない。

9月に公表された日銀の資金循環統計によれば、6月末の一般政府純債務(金融資産と負債の差額は)685.6兆円とコロナ以前の702.7兆円を下回っている。

第一生命経済研究所主任エコノミスト星野卓也さんによると、理由は二つある。

  1. 円安により政府の保有する対外資産の評価額が増加した。

②中央政府、地方公共団体による現預金の滞留である。

テキスト

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その結果、日本は世界1の対外純資産の保有国となった。

私は2023年のインバウンドは少なくみても2兆から3兆円のプラスをもたらすと見ているので、ともかく明年は明るい。みなさん!上を向いて歩きましょう!

なお再来週はお休みです。

8、9ヶ月にいっぺん、休養を兼ねて行きつけの病院で療養を行うためです。87歳になると、そんなことが必要になります。


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