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日本人が知らない中国投資の見極め方【3】
香港―上海直通列車で上がる株(上海編)
アナリスト 周 愛蓮 前回分で書いたように、香港証券取引所と上海証券取引所の株式の相互売買が、来る10月に正式スタートを切る見通しとなっている。 4月に発表してから、香港と中国本土の証券監督当局や取引所は、ルールの制定やシステムの整備に励み、9月13日に第2回のシステムテストを無事実施した。 「直通列車」の発車時刻は間もなく正式に発表するとみられ、海外の個人投資家は、香港市場を経由して、上海
木村 喜由の『マーケット通信』
ソフトバンクがアリババで大当たり 一粒万倍の海外投資
*木村喜由のマーケット通信は今後、有料記事で掲載予定です。サンプルとして無料公開しています。 日本最大の投資の名人、孫正義氏 先週18日、長らく話題になり続けたアリババが米国上場を果たした。公開価格は68ドルだったが、初値は92.7ドル、円安のせいもあるがいきなり時価総額は23兆円となりトヨタを上回った。現在のネット関連株は世界的に過大評価されていると見ており、今の水準が実力とは思わないが、新
大井リポート
規制と課税の“大きな政府”がウォール街を押し潰す
2014/09/24 | マーケットEye
セイル社代表 大井 幸子 9月16−17日に行われたFOMC(連銀政策決定会議)でイエレン議長は、「かなりの期間(for a considerable time)ゼロ金利維持」としたが、金利引き上げが早まる可能性をも示唆した。金利上昇の期待感からこの1ヶ月は米ドルへの資金流入からドルが相対的に強くなっている。 しかしながら、アリババの新株発行(IPO)で沸き返るウォール街にはやや変調が見て取れ
あなたの投資は値動き派or価値派?
金融リテラシー講座「投資のための財務分析」第3回 フィナンシャル・アドバイス代表 井上 明生 株式投資にはいろんなやり方がありますが、それを大別すると、①株式の値動きに重点を置くやり方(テクニカル派)、②株式の価値に重点を置くやり方(ファンダメンタルズ派)――この2つに分けられると思います。 テクニカル派とファンダメンタルズ派は言い換えると、「値動き派」と「価値派」です。 「値動き派」のや
投資の羅針盤
始動し始めたばかりのライツ・オファリングに打つべき手は?
財務状況を基準とした規制強化は問題
日本個人投資家協会 副理事長 岡部陽二 東証は増資手法の一つとして既存株主に追加出資を求める「ライツ・オファリング」の規制強化に乗り出した。 今年7月25日付けで、東証の上場制度整備懇談会が「我が国におけるライツ・オファリングの定着に向けて」という答申書をまとめ、これに基づいて年内にも具体的な措置を講ずるとされている。 ライツ・オファリングは、2009年にルールが整備され、昨年から活発に利用
こんな金融商品にご用心
実は高いクラウドファンディングのリスク
未公開株の解禁は時期尚早【上】
楠本 くに代 金融消費者問題研究所代表 クラウドファンディングとは、多数の資金提供者(=crowd〔群衆〕)から資金を調達する(ファンディング)の意味です。 企業や個人等がインターネットを通じて小口の資金を多くの人から集める手段を指しており、ビジネス等にとっては資金確保、投資者にとっては投資目的で、世界的に需要が増えているといわれています。 クラウドファンディングには、寄付型、購入型(資
木村喜由のマーケットインサイト
2014年9月号
円安加速も株価との連動弱まる
2014/09/11 | マーケットEye マーケットインサイト, 木村喜由
日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 過去1か月間、株式市場はジリ高歩調で推移した。米国では景気指標が総じて順調、欧州ではデフレ懸念からECBが追加金融緩和に動いたことにより、債券が大幅高となって株式への資金シフトを後押しした。現在、世界的な債券バブルが発生しているとみており、押し出される格好で本来なら債券に向かうべきだったマネーまで株式市場に流入し、異例の長期にわたって押し目を作らない上げ相場