「 有料記事 」 一覧

【上級者向き】12月の米国株に急落懸念

トランプ発言に乗じたヘッジファンドの債券・株式買いが裏目に 米国株が弱い。堅調だった株価が大引けにかけて急速に値を消すパターンは、ポジションを多く持つ投資家が換金売りに出ているケースが多い。そもそも直近の米株リバウンドは、米中会談で和解が成立するという根拠レスの理由であり、トランプ氏が利上げに反対しているからもう来年は心配無用とヘッジファンドが債券買いを再開させたことも押し上げ要因になっている。

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【上級者向き】2018-20年は信賞必罰の時代

とりあえず明るい面だけ見て行く時代から責任追及の時代に 振り返ると昨年の冬至は占星術上大事なことが起きていた。この日から山羊座の1か月が始まるが、天空上で太陽と土星が重なった。山羊座の支配星は土星、つまり地元で相撲が取れる時期で、土星が山羊座にいる期間(2020年末まで)は土星の持つ個性が社会現象に強く表れやすい。土星は凶意が強く、制限、圧迫、忍耐、責任、損失計上、支払い請求などの暗示がある。反

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【上級者向き】グレート・キャリートレード時代の終焉

超金融緩和に過剰対応したポジションの巻き戻しが進行中 キャリートレードとは、低利回りの資産Aを売り(借りて売却も含む)そのお金で高利回り資産Bを買い持ちすることで、保有期間中の利回りの格差を得ようとする取引のことである。リーマンショックのほとぼりが冷めた後、世界中の投資家(日本人を除いて)がその行動を取った。短期金利はほとんどゼロ、インフレ率を差し引けば実質マイナス金利で、投資物件さえ間違えなけ

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【上級者向き】曇り空が当分続きそう、気長に割安銘柄をため込む

最大のポイントはトランプ政権の対中国政策 海外の英語メディアは米中の貿易紛争を一貫してトレードウォーと称している。現状で戦争という表現は過剰である。しかしトランプ大統領が本気で中国の軍事的台頭を抑える気であるのなら、いずれその希望が実現するだろう。というのは中国習近平政権は巨額な貿易黒字を隠れ蓑として、米国のリーマンショック前に匹敵する無謀な信用膨張によって、見せかけの好景気と軍備拡張を続けてい

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【上級者向き】来年の米国株は相当下がるのを覚悟すべし

共和党の苦境が一段と進んだという理解が適切 先週は異例の注目を集めた米国中間選挙とFOMCが重なり、コメントする立場の人々にとっては超多忙だったはず。筆者は中間選挙が盛り上がるとは思わずに短期の海外旅行をセットしていたが、囲碁に岡目八目という言葉があるように、時々視点を変えてみると大局的状況が普段よりよく見えてくるものだ。 グローバル投資家の立場で見ると日本の存在感は従来に比べ非常に低下し

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【上級者向き】過熱する米中間選挙、過熱するほど深まる国内の分断化

北風が強まるほどコートを固く締めるもの 本日は米国の中間選挙投票日。期日前投票は倍増に近いペースで増えており、平均投票率40%とされる過去の中間選挙に比べて10%近い上乗せがありそうな盛り上がり方である。テイラー・スイフト嬢のツイートで民主党に追い風が吹く一方で、ホンジュラスからの移民希望者の大行進に対してトランプ氏が軍の投入を決定したことで、これを歓迎する共和党の潜在票が投票に向かうため、巻き

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【中・上級者向き】社会保障制度のあり方を根本から見直そう 岡部 陽二

延期を重ねてきた消費税の10%への引上げが、ついに来年10月に実施されることに決定した。それに絡めて、政府は向こう3年をかけて「全世代型社会保障」の構築を図るとしている。 ところが議論の中身を見てみると、現行制度を若干手直しするに過ぎない。毎年30~40兆円ずつ積み重なっていく財政赤字を解消して2025年にはプライマリーバランスを均衡させると目標に掲げているが、達成は不可能としか思えない。 社

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