「 上級 」 一覧

トヨタは早めに水素自動車を止めるべきだ

経済性があまりにも悪く普及は絶望的 トヨタ自動車の株価が1万円目前となった。新型コロナによる行動制限の緩和と移動の形態が変わったことが自動車需要の追い風になっているため、非EVでも自動車メーカーの株価は世界的に堅調である。同業の国際比較をするとむしろ割安感があるので、大台乗せは時間の問題だろう。だが敢えて苦言を述べたい。早く水素自動車は止めるべきだ。 自動車は単に「移動のための機械」と

続きを見る

額面通り受け取れない米国市場の動き

予想外に強いインフレ率に対し債券が大幅高、リスク銘柄も追随 今月の経済指標で最も注目されるのが昨晩発表になった5月分の米国CPI(消費者物価)だった。事前予想は前年比4.7%上昇だったが結果は5.0%。最近上昇の目立つ食料・エネルギーを除くベースでは3.4%上昇に対し3.8%。もちろんここ数か月のデータには一過性要因が多く含まれているのを誰もが承知しているが、それでもここまで強いと明らかにイ

続きを見る

インフレ楽観派が巻き返している米国市場

悪い指標ほど歓迎、テーパリング先送り観測を好感 週末の注目は米国雇用統計。一番注目度の高い非農業雇用者数は市場予想65万人を少し下回る56万人、同時に発表された製造業新規受注が前月比0.6%減と、やや弱めの数字が相次いだことを好感して、債券市場が急騰、10年債利回りは1.62%付近から1.55%台に急低下した。 足元で議論の対象になっているのは、FRBがテーパリングを開始するのはいつか

続きを見る

なぜバイデン政権は6兆ドル予算に突っ走ったのか

生活基盤を崩壊された低所得者の選択がトランプだった 先週バイデン政権が10月に始まる22財政年度の歳出規模を6兆ドルとする巨額の予算教書を発表した。原案では、この予算は一過性ではなく、10年目の31年度には8兆2千億ドルに拡大する。大規模な増税策も盛り込まれているが、歳出増には追いつかず、毎年の財政赤字は1兆3千億ドルを超えるものとなる。計画通りなら10年後の連邦債務のGDP比率は117%に

続きを見る

MSCIの銘柄入れ替えで異例の大商いに

日本株の存在感が低下、新規採用ゼロで29銘柄除外 昨日はグローバル株式運用の基準指数であるMSCIスタンダードの年2回の定期入れ替え日。日本株は除外が29銘柄、採用はゼロという情けない状況。除外銘柄はカルビー、コカコーラジャパン、帝人、アマダ、太平洋セメント、しまむら、丸井、セガサミー、サンドラッグなどお馴染みの銘柄ばかり。前回の11月末は5銘柄採用で21銘柄除外とであり、ここ1年では50銘

続きを見る

暗号資産の急反発はレイ・ダリオ発言が原因

最近おかしな発言が増えている最大手ヘッジファンド総帥 昨日の米国は「しっぽが犬を振る」典型的な変な動きで、暗号通貨が急騰、テスラも米10年債も上昇していた。はっきりした材料が見つからなかったのだが、これは、というものを発見した。暗号資産投資家向け情報メディアのコインデスクで、世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエイツ創業者であるレイ・ダリオ氏の収録ビデオを放映したからである。

続きを見る

五輪開催へ雰囲気変わるか

2021/05/31 | 上級, 有料記事

米ダウ工業株30種平均が最高値近辺で推移しているのに、日経平均株価がもたついているのは、新型コロナウイルスのワクチン接種の遅れが一因だといわれている。東京五輪・パラリンピックの開催を中止した場合の日本経済への打撃を懸念する声もある。しかし、高齢者へのワクチン接種が始まったこともあり、開催中止論は早晩、フェードアウトするのではないか。日経平均の3万円回復もありうる。 ワクチンの大規模接種センタ

続きを見る

PAGE TOP ↑