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映画「オールド」と米国のアフガン撤退で地下資源獲得し有利になった中国の落とし穴(第1078回)
スリラーの鬼才M.ナイト・シャマラン監督作品の恐らくベスト 。秘境のビーチを訪れた数人の社会的エリート家族が、逃避が出来 なくなり、異常現象に見舞われる。 その異常現象とは、30分に1年歳を取る。6歳の男の子が、アッと いう間に青年になり、最後はヒゲだらけの五十男になる。勿論両親 は一夜のうちにボケ、老衰死。 このシチュエーションは、異常なビーチを利用して人体実験を行 った製薬会社がつくり出した
1ドル120円時代へ…円相場の終わりに備えよう
今年の8月16日は、1971年のニクソン・ショックからちょうど50年の節目であった。ニクソン大統領が金とドルの交換を停止すると宣言し、新しい経済政策への転換を発表した日である。 当時の為替は1ドル360円。その後日本円は1985年9月のプラザ合意を経て本格的な円高に向かい、ニクソン・ショックから25年目の1994年には歴史上はじめて1ドル=100円の大台を突破した。翌1995年4月19日には
老後2000万円問題が消える余波
総務省は8月6日、2020年の家計調査年報(家計収支編)を公表した。2月5日に公表したデータに専門職員の分析などを加え、報告書のかたちにしたものだ。これによると、夫婦高齢者無職世帯の毎月の家計収支は若干の黒字になっている。2019年に金融庁審議会が訴えた「老後2000万円資金不足問題」が消えたことになるが、とすると、投資優遇税制は何のためにあるのかという話になる。 2019年6月に金融庁審議
映画「キネマの神様」と日本株長期上昇大型相場のスタート(第1077回)
90才になった山田洋二監督の最新作。志村けんを予定した主役が、沢田研二に交代。やはり志村でなければならないキャラクターなので、出来はイマイチ。 ストーリーは、酒と競馬に身を持ち崩した男の再生。昔、映画を作りかけて、残っているシナリオを孫が書き直して受賞する。こう書けば簡単だが、なぜそこまでダラクしたのか全く画かれていないのが、致命的。 日本経済と株も、この男に似ている。歴史的高値の7