「 全ての記事 」 一覧
売買手数料ゼロ。チャールズ・シュワブに学ぶ顧客目線の 投資サービス戦略
米国サンフランシスコに本社を置く資産運用会社、チャールズ・シュワブが2019年10月1日、株式やオプション取引に係る売買手数料(コミッション)を撤廃すると発表して業界に衝撃を走らせた。同社にとっては年来の念願であった「ゼロ・コミッション革命」の成就である。 さらに翌月11月25日には、競合するネット証券のTDアメリトレードを260億ドルで買収して、100%子会社とした。これによってチャールズ
プロも迷ったコロナの1年
株式の投資家は過ぎ去ったことを悔やんでも始まらないので、2020年相場はもう関心の外だろうが、あまりに特徴的だったので、振り返ってみたい。日経平均株価の年間高値と安値の差は1万円を上回り、1990年以来の振れ幅となった。運用のプロも迷いに迷った1年となり、同種の投資信託の運用成績に大きな落差ができた。 経済も相場も新型コロナウイルスの広がりにあまりに左右されたため、もう忘れているだろうが、2
映画「裏切りのサーカス」と、1月6日に米国で発生するバイデン無力化と、菅首相へのマスコミ叩きの背景。それにNYと日経の予測 (第1045回)
最近亡くなったジョン・ル・カレの全盛期の傑作の映画化で、2011年の作品。私は小説も映画も傑作と思うが、村上春樹さんは「スクールボーイ閣下」を最高傑作と断じている。まあお好みだが。冷戦時代の英国情報部がソ連からの二重スパイが首脳部にいるのを摘発する話。 主役のゲイリー・オールドマンが演じたスマイリーは、アカデミー賞男性主演賞候補になった。ベニス国際映画祭で、大好評だった。