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映画「影なき狙撃者」と中国の戦争準備、そして「まだまだトランプ」(第1036回)

 1962年公開のこの映画は、翌年のケネデイ大統領暗殺事件を予告した作品として、再評価されたことで有名。  朝鮮戦争で中国の捕虜となり、マインド・コントロールされた兵士が殺し屋と化して帰国。大統領を暗殺しようとする。洗脳された殺し屋はトランプのカードで意識を操られるが、それ以外の時は普通の生活をしている。  この殺し屋兵士はローレンス・ハーヴエイ、それを阻止しようとする上司はフランク

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「マイナンバーカード」と預金口座のひも付け義務化を急げ

ゆうちょ銀行など銀行口座からドコモ口座などへの不正資金流出問題が多発している。 また、SBI証券への不正アクセス事件では、三菱UFJ銀とゆうちょ銀に作られたにせ口座に、SBI証券の被害者口座から大金が振り込まれ、三菱UFJ銀行の本人確認技術(KYC)に疑問符がついている。   これは日本のデジタル決済の脆弱性が浮き彫りになったものであり、個人投資家にとって他人ごとではな

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幸田昌則の不動産耳より情報<2020年11月号>

ここだけ読んでも役に立つ 今月のポイント 1.アベノミクスで価格が高騰した大都市中心部の商業地価の下落が始まった。 2.コロナによって、東京では広い中古マンションの売れ行きが良くなった。 3.新築住宅では、マンションよりも安く住宅面積の広い戸建て住宅が売れている。 最近の話題 日本銀行の発表によると、6月末の家計の現預金は1千兆円を超えたという。この残高は、05年以降で

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無難に終わったテレビ討論、投票を待つばかり

驚かされたネクソンの225新規採用、日経の見識を疑わせる 昨日ファミリーマートの上場廃止が決定したため、代わりに225採用となる銘柄が発表されたが、3659ネクソンと聞いて大いに驚いた。大手証券のクオンツアナリストたちの意見ではカカクコム、サントリーBF、ZOZOなどが有力視されていたが、同社は規模や業績、事業内容、数値上の株式の流動性には問題ないものの、株主構成・分布には致命的な問

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予想しても仕方がない  

2020/10/27 | 上級, 有料記事

4年に1回の米国の大統領選挙が11月3日に迫り、株式市場の関係者の間では「どちらが勝つか」「相場はどうなるか」の議論がピークを迎えている。常に投資家に売買をしてもらうことが大切な証券会社にとっては、あれこれのシナリオの提示は重要だろう。ただ、賢明な個人投資家は「わからないことを予想しても仕方がない」という姿勢で臨むべきではないか。株式への投資比率を高める局面でも下げる局面でもないように感じる。

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米国債相場、次の急落は株価の全面安を招く公算

財政悪化と経済正常化が進む、長期債から大きく崩れよう 筆者の相場見通しが一番外れているのは米国債券相場である。投資の世界に足を踏み入れて満46年を迎えたが、株価が企業の成長であれ投機であれ、投資家の期待の大きさを反映してダイナミックに動くのに対し、債券は事前に確定した利息と元本により厳格にリターンが決まっているため、インフレや成長率、財政見通しなどで論理的な相場形成になると教わっ

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映画「ウルフ・オブ・ウオールストリート」とロビンフッド、さらに「まだまだトランプ」(第1035回) 

 毎回、このブログは日曜日の発行にしているので、土曜の24日にしたのに首をかしげる向きもあろう。  理由はカンタン。日経プラス1の10月24日付に「何でもランキング」という欄がある。今回は「映画で経済 金融テーマのベスト10」がテーマ。私もいわば選考者10人の一人として参加させて頂いた。今回はその選考の第一位だ。  ウオール街の証券マンとして入社した若者(レオルド・デイカプリオ)は

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