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映画「影なき狙撃者」と中国の戦争準備、そして「まだまだトランプ」(第1036回)
1962年公開のこの映画は、翌年のケネデイ大統領暗殺事件を予告した作品として、再評価されたことで有名。 朝鮮戦争で中国の捕虜となり、マインド・コントロールされた兵士が殺し屋と化して帰国。大統領を暗殺しようとする。洗脳された殺し屋はトランプのカードで意識を操られるが、それ以外の時は普通の生活をしている。 この殺し屋兵士はローレンス・ハーヴエイ、それを阻止しようとする上司はフランク
「マイナンバーカード」と預金口座のひも付け義務化を急げ
ゆうちょ銀行など銀行口座からドコモ口座などへの不正資金流出問題が多発している。 また、SBI証券への不正アクセス事件では、三菱UFJ銀とゆうちょ銀に作られたにせ口座に、SBI証券の被害者口座から大金が振り込まれ、三菱UFJ銀行の本人確認技術(KYC)に疑問符がついている。 これは日本のデジタル決済の脆弱性が浮き彫りになったものであり、個人投資家にとって他人ごとではな
予想しても仕方がない
4年に1回の米国の大統領選挙が11月3日に迫り、株式市場の関係者の間では「どちらが勝つか」「相場はどうなるか」の議論がピークを迎えている。常に投資家に売買をしてもらうことが大切な証券会社にとっては、あれこれのシナリオの提示は重要だろう。ただ、賢明な個人投資家は「わからないことを予想しても仕方がない」という姿勢で臨むべきではないか。株式への投資比率を高める局面でも下げる局面でもないように感じる。
映画「ウルフ・オブ・ウオールストリート」とロビンフッド、さらに「まだまだトランプ」(第1035回)
毎回、このブログは日曜日の発行にしているので、土曜の24日にしたのに首をかしげる向きもあろう。 理由はカンタン。日経プラス1の10月24日付に「何でもランキング」という欄がある。今回は「映画で経済 金融テーマのベスト10」がテーマ。私もいわば選考者10人の一人として参加させて頂いた。今回はその選考の第一位だ。 ウオール街の証券マンとして入社した若者(レオルド・デイカプリオ)は