「 マーケットEye 」 一覧

【初・中級者向き】映画「サムライマラソン」と最長景気記録更新と今・来週の市場の 激動

主演の佐藤健が妻のお気に入りで、私としては珍しく試写会で見たのに2回目を。時代劇なのに英国人の監督、しかも注意してみたら黒澤明監督作品のオマージュが沢山ちりばめられていて、面白かった、エンターテイメントとしてまずまずじゃないかな。 安政2年(1855年)安中藩の藩主・板倉勝明は心身鍛錬の目的で、50歳以下の藩士96名を安中城門から碓氷峠の熊野神社まで29キロ強を徒歩競争させた。「安政遠足(とうあ

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【上級者向き】3月1日引け後225銘柄入れ替え発表、翌日以降大混乱も

値がさの村田製作所が新規候補の最右翼、既存バスケット5千億円の売りも パイオニアが経営危機に陥り、ファンドによる増資で資金支援を受ける一方、3月末を以て全株式を1株に統合し、上場廃止になることが決まっている。既存株主には1株66.1円が支払われる。価値ある子会社を持つ一方、現有設備には巨額の減損処理が必要で、実質債務超過であるため、この価格はまずまず妥当である。順当ならファンドからの3月1日から

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【上級者向き】タンス預金60兆円をあぶり出せ!

デフレと金融不安が生んだ史上まれに見るタンス預金の膨張 週末の日経に昨年末、市中で越年した1万円札は102兆1872億円と報じられていた。前年比3.5%増、10年前からは37.6%増である。お札は本来取引が主目的であり、タンス預金などの退蔵用というのはそれほど多くないはずのものだ。利息は付かず、盗難のリスクがあるからだ。常識的に言って多額の現金を持っているケースは、ほとんどが資産家の脱税目的か、

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【初・中級者向き】映画「メリー・ポピンズ・リターンズ」とジョージ・ソロスが 私によこしたメール

私は本作を観る前に1964年の「メリー・ポピンズ」を見直したが、今回の「リターンズ」は旧作をほぼなぞったストーリーの組み立てだ。当たり前か。メリー・ポピンズがバンクス家にやってきて子供たちと楽しく歌って踊って、空に帰ってゆく。 大きな違いは、やはり「時代」だろう。前作は1911年、今回は1935年のロンドン。前回は大好況、今回は大不況。この間に第一次世界大戦があり、世の中は暗い。 メリー・ポピ

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【上級者向き】当面の株価シナリオを考えてみた

おかしなシナリオで相場を振りまわす連中が跳梁跋扈している 今後の各種イベントと過去の株価や為替の変動パターンから、筆者が思い描く今後4-5か月間の株式市場のイメージを書いてみようと思う。自分が納得できたこと以外、世間のコンセンサスは無視する。過去の経験では、へそ曲がりな筆者の意見が大方の見方と一致した時は大きく外れることが多かった。これは危険シグナルであり、ともに強気だったら読者はもう株を買うの

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【上級者向き】月末頃から波乱を見込む、買いは割安銘柄に限定すべし

米朝会談に向け楽観ムード、しかし米中貿易協議は決裂が濃厚 大局的に見ると、現在はリーマンショック後の世界的超金融緩和による大きな設備投資サイクルがピークアウトしつつある段階と見られる。超金融緩和期には毎回ブームによる過剰投資が起こり、それが崩壊して過剰債務の焦げ付きと収益の悪化、深刻な景気後退が起きる。しかし、現時点で主要先進国ではそのような過剰投資の兆候は確認できない(特に日本では)。過剰とい

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【上級者向き】日米の自社株買いスタンスに差があるのは

バリュエーションが割安なのに手が出ない理由は 正直なところ、我々はお馬鹿さんである。よほど気を付けていてもやっぱり馬鹿なことをやらかしている。日常生活で「しまった」と思ったことがない人はまずいない。それはまだましな方で、自分がしくじっていることに気が付いていない本物の馬鹿も少なくない。これは行動経済学(理論経済学の対立的概念で、頭の中で理想化された人間行動から予想される結果と、実際の結果の差異に

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