「 マーケットEye 」 一覧

【上級者向き】来週は一気に決算発表がピークを迎える

投資家、企業の本音が現れる決算発表シーズン到来 商いが膨らまない。今週は4日連続で売買代金2兆円割れ。だが今週は外国人が1千億円台の売り越しになると見られる中で持ち堪えており、内容は悪くない。外国人同士が超高速取引でキャッチボールしているだけで膨らんだ出来高など、ほとんど意味がない。リアルでガッツのある投資家が参入しているかどうかにだけ注目しておけばよい。 ガッツのある人の話を2つ。まず村

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【上級者向き】外交交渉が相次ぐ、米国リードの展開に

米朝会談はハノイとなる模様、タイミングは米中貿易期限の直前 2回目の米朝首脳会談が2月下旬に開かれる見通しである。会合地は北朝鮮に好意的で移動距離も比較的短いということで、ハノイが本命だろう。ベトナムと北朝鮮は軍事や政治システムで旧ソビエトに大きく依存してきた伝統があり、幹部同士の交流が長い。一方中国とは経済面での取引は活発だが、79年の中越戦争で中国軍5万人、ベトナム軍3万人の死者が出る激戦を

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【初・中級者向き】映画「ビリーブと日本電産ショックがなかったわけ

85歳の今なお現役の最高裁判事であるルース・ギンズワークさんが、一挙に有名になった裁判を取り上げた映画だが。副題の「未来への大逆転」が示すように男女の差別の公平化が決まった裁判で、主人公のルースの5分以上の熱弁をふるった場面がヤマ場になっている。 時代は1956年。主人公は名門ハーバード大法科大学院に入学する。当時500人の生徒のうち女性は9人で、女性トイレさえなかった。1970年代に入っても、

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【上級者向き】外国人の大量売りさえなければ戻れる相場

自然体で株式市場に流入する巨額の余剰資金が存在する 大発会こそ大幅安だったが、その後の2週間でTOPIXは5.87%の急反発。外国人は先週までの2週間で2653億円の売り越しだったが、今週は小幅買い越しだろう。海外株式もドル円も堅調だったせいもあるが、バリュエーション面の割安感は歴然で、外国人の大幅売り越しがないならこの程度の戻りは当然だ。 中期サイクル(平均17週)が強気、つまり4-6月

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【上級者向き】2026年国連大改革の夢

ロシアと中国が常任理事国から排除される?? 国際連合の英訳をご存じだろうか。United Nationsである。これは第二次大戦時にF・ルーズベルト大統領が日独伊の「枢軸国」に対し26か国が共同して戦う「連合国」という意味で考案し現在まで用いられている。戦後日本の進駐軍はもっぱら米国軍と思われているが、連合国の信託により米国が業務代行していたものである。GHQと呼ばれるが和訳すると連合国軍最高司

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【初・中級者向き】映画「蜘蛛の巣を払う女」と2019年の好悪材料

スエーデンで2005年に出版され、世界で9900万部を売った超ベストセラーの映画化だ。本国では2009年に三部作として映画化され、2年後ハリウッドで「ドラゴン・タトゥーの女」としてデビッド・フィンチャー監督で第一部を映画化した。今回は第四部の映画化で、「ドント・ブリーズ」の監督が起用された。 何と言ってもこの原作の魅力は女主人公のリスベットだろう。スエ―デン版ではノオミ・ラパス、ハリウッド版では

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【上級者向き】当面戻り歩調も、米中関係悪化は必至、深追い禁物

中期サイクルは底入れ、だが米国の対中攻撃姿勢は一段と強まるだろう 昨年末の株価急落は「米中貿易摩擦が悪化して世界経済が不況に陥り、FRBは利上げを停止するばかりかいずれ利下げに踏み切る」というシナリオを振りかざした、グローバルマクロ型のヘッジファンドによる債券買い・株式売り・ドル売りの大攻勢が主因であり、そこに超高速取引の参加者が乗ってきたために、12月相場としては米国では大恐慌以来の下落率とい

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