「 遠吠え 」 一覧
【初~上級者向き】 積立NISAの使い勝手は
金融庁が2017年度の税制改正に向けて、積立NISA(少額投資非課税制度)の創設を要求している。バランス型投資信託などに年間60万円(月間5万円)まで定期・定額投資をする場合に活用でき、分配金や値上がり益が非課税になる期間も20年と長くする計画だ。現行NISAとの選択制にする考えだが、使い勝手はいいのだろうか。 現行NISAは2014年1月にスタートした。内外の株式や投信に投資する場合に適用
【初・上級者向き】 経営者報酬にも信賞必罰を
経営陣に対する長期インセンティブ報酬の一環として、リストリクテッド・ストックなどの「譲渡制限付株式報酬」を導入する企業が相次いでいる。2005年6月に適用が始まったコーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)で、経営陣の報酬に適切なインセンティブ付けをすることが求められ、関連の税制も整備されたためだ。今後、日本企業の役員報酬も高額化し、株主と経営陣とが利害を共有するようになるかもしれない。
【初・中級者向き】 「早耳情報」は禁止します!証券アナリストの行動に新指針
日本証券業協会は7月20日、証券アナリストによる企業調査活動と投資家への情報伝達についてのガイドライン案を作成した。 未公表の業績に関する情報収集を禁じるほか、意図せずに取得した場合も投資家に伝達せずに社内で適切に管理することなどが盛り込まれている。身ぎれいなアナリストが増えるだろうか。 ガイドライン案は7月21日から1カ月間、パブリックコメント(意見公募)を実施し、修正を経たうえで、早け
英国のEU離脱選択で不安定化する市場
6月23日に実施された英国の国民投票の結果、欧州連合(EU)からの離脱を求める票が過半を占めた。その後の世界の金融・資本市場では英ポンドが急落し、株式相場も大幅に下落した。 欧州の混乱は世界経済の低迷をもたらし、日本のデフレ脱却への道も険しくなりそうだ。英国の選択は重いといわざるをえない。 英国の国民投票の最終的な得票数と得票率は、離脱が1741万票で51.9%、残留が1614万票で48.
意外と好調?企業の2017年3月期
遠吠え(ペンネーム) 3月期決算上場企業の決算発表が終了した。市場参加者の関心事は前期実績よりも今期の見通しだ。 円高が進んでいたこともあって、事前には「今期は全体として減益ではないか」との予想が多かったが、ふたを開けてみると経常利益が2.7%増、最終利益が14.0%増と意外な好調ぶりを示した。株価にもプラスに働きそうだ。 今期は6社に1社が最高益を計上見込み 日本経済新聞社の集計によ
株の超高速取引、荒れ相場の元凶か
遠吠え(ペンネーム) 金融庁が人工知能(AI)を活用した株式の超高速取引(HFT)の実態把握に乗り出すことになった。 1秒間に1000回もの売買を自動発注するHFTが、過度な相場変動をもたらしているのではないかとの声が市場関係者から出ているためだ。今後、金融審議会の場で議論を深めていくことにしている。 個人投資家に分かりやすい市場にするために、何らかの規制が必要になるかもしれない。
子供のために、ジュニアNISAを開設する?
遠吠え(ペンネーム) 4月1日から少額投資非課税制度(NISA)の子ども版のジュニアNISAを通じて、株式や株式投資信託への投資ができるようになった。0歳から19歳までの未成年名義で口座を開設すれば、年間80万円までの投資の果実が非課税になる制度だ。 ただ、仕組みは相当複雑で使い勝手は良くない。証券会社でも「顧客の反応は鈍い」と話していたが、どうにかならないものだろうか。 そもそも使い勝