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2017/01/30 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
日本の12月期決算は上方修正含みでスタート 1月30日現在225採用銘柄で12月までの3か月間に終わった決算を発表した企業は32社でその時価総額は対象の17.0%である。このうち3か月前の通期予想から下方修正となったのはNECとヤマト運輸だけ、上方修正になったのは12社もある。単純に為替メリットでよくなったわけでもなく、収益力が着実に改善している印象だ。 しかも円安によって外貨資産の評価が
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2017/01/26 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
リスクオンの色彩が強かった本日のマーケット 予想された通り米国では債券安・株高のリスクオンパターンの展開となり、ダウはあっさりと2万ドル乗せを達成した。短期金利先物市場の動きからは、3月15日のFOMCで利上げが実施される確率が25%ほどあり、これを織り込むなら10年債利回りは2.6%程度になってよい。トランプ政策云々(うんぬん)がなくても順当なら年末3.0%に上昇するはずで、債券価格は低下する
2017/01/23 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
米国の失政を前提としたシナリオをメインにすべき ひどい就任演説だった。自分勝手なご託を並べ立てる選挙戦当時のスタイルに逆戻りだ。国際協調とか、合理的判断というのを横に置いて、アメリカファーストと繰り返しているが、アメリカ国内にもいろいろ複雑に利害が対立している。もしトランプ氏が自分を大統領に押し上げてくれた北部の中高年白人労働者にいい目を見せてやりたい思いから、「Buy America,Hire
2017/01/18 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
事件があったわけでないなら最終的には妥当な着地点に 英国のEU離脱はずっと前に決まっていたことであり、国民の意思がEU加盟による便益より移民の制限を求めていることは早くなら報じられていたため、いわゆる「ハードBREXIT」になることは市場のコンセンサスだった。それが大きな混乱をもたらすものでないことは、英国株式のほぼ40日間に及ぶ棒上げから判っていたはずだ。 市場の雰囲気は全然弱気にはなっ
2017/01/16 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
トランプの出方をあれこれ想像しても得るものは少ない 先週末からほぼ1円円高方向に振れたため、本日の株価はほぼ1%下落した。たぶん日銀のETF買い707億円が入っていたはずで、これがなければもう0.3%ほど下振れしたであろう。もっとも、本日円高に振れるべき国内材料はなく、たぶんSWF(外国系政府ファンド)の換金売りがあることを察知した投機筋が円高方向に仕掛けたのではないか。 10月以降外国人
2017/01/12 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
オバマケアは全面撤回して薬価引き下げを要求? 注目されたトランプ記者会見は、米国市場においては小波乱はあったものの無事通過したが、日本市場には厳しかった。ドル円は板の薄いところに仕掛けが入った模様で、116円を割っていったん上に戻してから叩き込み、午前3時過ぎに114.3円台まで下げた。その後1円以上反発させてから東京時間に入り株式先物とペアで売り崩し、225先物は19060円、ドル円は114.
2017/01/11 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
足元の調整は単なる揺り戻し 大発会の後の株式市場は冴えないが、その理由は今晩予定されているトランプ新大統領の記者会見である。1か月前に予定されていたが、彼のビジネスと新職務との利益相反の可能性があるため、新任早々の法的問題の浮上を避けるために慎重に内容チェックをしたものと思われる。その割にはあちこちに好き勝手のコメントを発しているが、それも大統領就任までのこと。大統領が国家的理想に反する「個人的