「 木村喜由 」 一覧

【上級者向き】 ドル円が110円台、下期は一転増額修正ラッシュへ

トランプ氏が本気でアメリカを再び偉大にする気なら大幅ドル高 為替を動かす要因としては、インフレ率、長期・短期の金利格差、経常収支、経済成長率、財政、政治要因などいろいろ挙げられるが、ここ1-2年のドル円相場を一番よく説明できているのは日米の長期金利格差である。日本の金利はあまり動いていないから、米国の動きでほぼ説明できる。 昨年6月ドル円は高値125.66円を付けたが、この頃米10年債利回

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【上級者向き】 債券投資が火だるまに、合理性を取り戻した株式投資

高値掴みの債券投資はしばらくリターンが出ない 何といってもトランプ旋風である。具体的な政策はまだ何一つ出てはいないが、選挙戦中に実現性のあることないことお構いなしに公約を言い捲ってきただけに、その半分が実現しただけでもこんなことになると予想して今のマーケットは動いている。一番実現性が高いのはインフラ整備投資拡大で、これに反対する者はまずいない。 だが所得税の大幅減税というのは言うはたやすい

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【上級者向き】 トランプ大統領で金利為替トレンドが一変

予想外の結末も、最終的にリスクオン地合いに 世界の市場は直前までクリントン氏当選を見込んで動いていたが、最後の最後でトランプ氏が逆転勝利を掴んだ。選挙速報の入ってきた9日昼時点でオープンしていた主要市場は日本だけだったが、そこにヘッジ需要が集中したため一時的にドル円は101.2円、225先物は16100円まで急落する場面があったが、14時過ぎからNYダウ先物とドル円が下げ渋ったところから市場の空

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【上級者向き】 選挙結果も相場の動きも予想外

トランプリスク警戒で一時急落も、米金利急騰で一気に円安に 虎は千里往って千里還るというが、トランプショックでも1000円下げて1000円戻した。誰もが先行き何するか判らないトランプ大統領の実現により政治経済のリスク要因は極大化すると考えたため、唯一オープンしている東京市場にヘッジ売りが集中した模様だ。225先物は一時16090円、ドル円は101.2円付近まで下落した。 ところがトランプ当選

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【上級者向き】 大統領選挙の後は円安基調、日本株は下値切り上げへ

大山鳴動も結果は大方の予想通りに 大体筆者が予想していた通りだが、クリントン候補のメール問題では新規に調査されたメールから何にも疑問点が発見されず、FBIが夏に下したシロ裁定が再確認された。米国のトランプ支持者にとってはぬか喜びに終わりそうだが、世界を混乱に陥れることが確実な人物を大多数の良識ある有権者が選ぶはずはない。昨日まで米国を回っていたマネックス証券の松本大氏によると、メディアの選挙報道

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【上級者向き】 やらせっぽい「もしトラ相場」と市場の動揺

久しぶりに売り方系のヘッジファンドが大暴れしている模様 おかしな相場だ。違法メール問題でクリントン氏への疑惑が再燃しトランプ氏の大統領就任が現実化しかねないということで、市場が荒れているが、ジョークが好きな市場関係者はこれを「もしトラ」リスクの顕在化と称しているそうだ。これは高校野球の女子マネージャーがドラッカーの経営学の知恵を活用して甲子園で優勝してしまうという、実に安直な小説のタイトル「もし

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【上級者向け】業績不安は概ね払拭しつつある

225銘柄の予想利益は前期比5%増益見通しに 違法メール問題でクリントン、トランプ候補の支持率が接近してきたという報道があるが、投票日が接近するほど、これからの米国をどう舵取りするのかという中心的話題に比べればメール問題はずっと軽いことが認識されるので、支持率は元に戻るだろう。 市場の反応やブックメーカーのオッズを見る限りでは影響はほとんどない。FBIが再捜査に乗り出すとの報道があった

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