「 木村喜由 」 一覧

【上級者向き】 「驚くべき減税」というものには言及なし、トランプ演説は空振り

年内に具体案として出てくるものはほとんどなさそう 本日の注目は何といってもトランプ大統領の初めての議会演説。テレビの笑点の場合は前の司会者、桂歌丸が大喜利開始前の口上で「めでたく座布団10枚を獲得された方には、もんのすごーい賞品が用意してあります」と述べるが、実際に回答者が10枚獲得してみると大概期待外れの物で、見事に肩透かしを食わせて視聴者を笑わせるのがお約束だが、トランプ氏が去る2月9日、「

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【上級者向き】 トランプ減税は年内実現せず

ムチューニン財務長官が明言、オバマケア見直しを優先 本日10時過ぎに株価が少し下げたのは、トランプ政権の金庫番の一方の旗頭であるムチューニン財務長官が「オバマケアの見直しを最優先させる方針であり、年内の減税法案取りまとめは難しい」と語ったことが報じられたため。トランプ氏が選挙期間中に大盤振る舞いした減税案がそのまま実現すると思っている人はまさかあるまいが、共和党方針でもそれなりの減税方針が公表さ

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【上級者向き】 トランプ大統領には握手だけして距離を置くべき

どこかおかしい韓国の危機感覚、統治ということでは北の方が上手 金正男氏の「暗殺」事件は、金正恩政権がいよいよ切羽詰まったという証(あかし)だと思っている。金正男氏は前国家最高指導者・金正日の長子で、2001年には陸軍大将の地位を授けられたが、07年にマカオに出国以来、ほとんど北朝鮮にはおらず、5年前の金正日死去もテレビで知ったと語っている。弟の金正恩氏は国家最高指導者就任後間もなく正男氏の暗殺指

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【上級者向き】 米国が堅調なのに日本株が冴えないのはなぜ?

依然として米債買いドル安日経先物売りを狙うヘッジファンド NYダウは昨日まで6日連続で史上最高値更新中なのに、日本株はこの4営業日売り物がちで上値の重い展開が続いている。ドル円は概ね113円台後半で小動き、米10年債利回りは2.45%付近で落ち着いている。これまで指摘してきたように、市場の見解とは異なりFRBの利上げに賭ける姿勢は強いということは、ハト派として知られるイエレンFRB議長の利上げに

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【上級者向き】 日米首脳の仲がよいのはよいことだが

気疲れしていたトランプさんが久しぶりに気楽な人物に会えてリラックスしただけ 日米首脳会談がきわめて親密な空気の中で行われ、このところ不機嫌な表情が多かったトランプ氏もご満悦で、日本が警戒した諸問題についてはほとんど満額回答と言ってよい反応が返ってきたため、市場参加者は喜んでいることだろう。少なくとも日米関係で近い将来緊張感の高まる公算はほとんどないことが確認されたため、流れは完全にリスクオン。大

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【上級者向き】 トランプよりもFRBを信じよう、株式は押し目買いで

業績は想定以上に良好、株に割安感強まる このレポートは10日の引け後に書いている。ここ1か月間は株価水準がほとんど変わっていないものの、10-12月決算の内容は想定以上に強く円高なのに前年同期比2割増益、その分だけ株価の割安感は強まった。筆者の予想ベースで日経225採用銘柄の時価総額ベースの今期予想PERは14.91倍、来期予想は13.55倍となっている。今期キャッシュフロー倍率は7.54倍と先

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【上級者向き】 どうして業績がいいのに個人が売り越すのか

売りたくて売っているわけではない個人投資家 最近の円高の背景についてもう一つ付け加えておきたい。3週間ほど前からトランプ相場、つまり米国債が売られドル高円安、株高が進む流れに変調が見えるが、その理由として米行政管理予算局(OMB)長官(日本流に言えば政府支出を仕切る部門の大臣)にティーパーティーのメンバーであるミック・マルバニー下院議員が就任したことが挙げられる。 マルバニー氏は米国議会の

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