投資に強くなる投資家メディア【ジャイコミ】個人投資家を目指す人、投資に強くなりたい人のマーケット情報配信中
2016/08/23 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
穴掘り工事会社が儲かるだけ、JR東海にもメリットなし 安部首相が追加景気対策で打ち出した事業規模28兆円強のうち、真水と呼ばれる財政支出を伴う分は7.5兆円だが、支出が複数年度にまたがっているため、実質的に年度3兆円程度のものである。だが中身が気に入らない。少子高齢化、人口減少社会に対応すべきところにハコ物中心の従来型公共投資に重点が置かれているからだ。これまでの検証では、公共投資の経済効果はご
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2016/08/18 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
日銀のETF買い期待が空振り 本日のドル円は安値99.65円まであった。6月24日のスパイク型安値の99.00円にはまだ間があるが、パニック時に付けた安値と今回の安値は意味合いが違う。BREXITパニックの時はまさかの安値だったので、ドル買いの注文がカラカラで、連鎖反応的なロスカットでどこまでも下がってしまった。しかし今回は通常取引の時間にドル売り需要が寄せられたものなので、ある程度は実需の状況
2016/08/16 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
業績下げ止まりをいうのはまだ早過ぎる まだ一部未発表があるが、主力銘柄の決算発表は先週末で終了している。4-6月の結果は日経や各社のアナリスト予想より若干よかったため、今後の業績への不安は後退しているが、為替相場の動きと対比すると、それほど楽観できる状況ではない。 というのは、3か月平均のドル円相場は、昨年4-6月が121.35円、今年が108.17円で10.86%の円高だったのに対し、昨
2016/08/13 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
ヘッジファンドの債券強気シナリオが崩れることが条件 投機筋の基本戦略が大きく変わったのは昨年6月の中国株クラッシュからである。政策主導で持ち上げてきた中国経済の先行き不安が台頭し、商品相場も大きく値下がりしたため、今後は成長率低下と業績悪化を念頭に入れ、基本的にハイリスク資産を減らし、ローリスク資産にシフトする運用方針が流行となった。 日本の場合、昨年6月上旬にドル円相場が125円台後半で
2016/08/09 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
国債買い増しやマイナス金利にこだわる愚かなエコノミスト 7月の政策決定会合でエコノミストの多くは、日銀の金融緩和政策はすでに限界に来ており、追加緩和をやってもさほどの効果はないが、デフレ脱却の目標から遠ざかっている事実を前に何もしないでは、市場のネガティブな反応が確実であり、日銀としてもメンツが立たないだろうから、大幅な追加緩和措置を取るだろうと予想していた。 しかし追加緩和の対象に、国債
2016/08/04 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
BREXIT時の安値とダブルボトム形成なら、ドル円も株価も急反騰へ 筆者の認識では、黒田日銀はバズーカ3を発射したつもりだと思う。就任直後のバズーカ1ではETF買い付け1兆円を打ち出して株価は直前安値から25%高、14年10月末のバズーカ2では買付け枠を2兆円増額し、少し時間を掛けながら30%高を実現した。それが今回は他の金融商品をいじらなかった代わりにETFの買付け枠を2.7兆円も拡大したのだ
2016/08/01 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
東京都民がアンチ自民党の本領発揮、小池勝利の背景に猪瀬氏の側面支援 都知事選は、公示日に予想された有力3氏の接戦という見方を覆し、小池百合子氏の圧勝という結果に終わった。鳥越氏は直後のインタビューで勉強不足を告白、これに女性スキャンダルが追い討ちをかけて早々と後退。焦点は、政治関心度の高い人々から高い評価があったが一般市民に知名度の低い増田氏がどこまで無党派層を取り込めるかとなった。 だが